![]() 桂 |
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なるべく everyday 使い方・リンク方法 |
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| 【かくれた次元】 あじとに巫女と魔女が来ました。 上がりこむなり犬猫のようにそこらじゅうかぎまわって危険(オカルト的な意味での)がないか調べて回る魔女。「そりゃ何もなくはないですよ、まあ古い家だから当然ですよ〜家具も古いですしね。いくつかストーリーが見えますねえ。でもそんなに危なくないです。やばかったら逃げ帰ってます」 あまり気味のよいものではありませんが、危なくないならよしとします。まああじとにはお金のないころ拾ったりもらったりしたぼろい家具や、外国のバザールとかからわざわざ持ち帰った得体の知れないものがごろごろしているので、何もいないわけないとは思っていましたが。 「ストーリーが見える」という言い方は興味深いですね。どうやら魔女は人間の「強い感情」や「強い欲」に敏感であるようで、それらが焼き付けられている場所やモノにも反応するようである。 「だけど一つだけ気になるのが……何ですかあの壺は?」 壺とは紹興酒の古酒かなんかの瓶で、近所の中華居酒屋の店先で「どうぞ持ってってください」とか書かれて10個ぐらい並んでたのを、傘立てにでもしようと思って意地きたなく一つ貰って帰ったものでした。 ふだんはその壺は、白浜アドベンチャーワールドで買った犬のハナクソよりくだらないパンダのおもちゃが刺さっているだけですが、毎年七夕になると笹を飾るのに使っています。あじとの笹はなぜか願いごとがかなうと評判がよいのです。かつて「庭つき猫つき一戸建て」とかいう寝ぼけた短冊を書いた人が、その年のうちに限りなく近いものを手に入れました。それも棚ぼたで。以来、重みで枝がしなるほど大量の短冊が毎年吊るされます。ある年は本当に枝が折れました。 あの壷には「吸い込む力」があるように思う、ちょっと人の気を吸いすぎちゃってる感じがする、と魔女は言います。「『何の力もないモノ』に普通の人の普通の気を吸わせても問題ないんです。だけど、あの壷はもともとある力を含んでて、人を寄せ付け、その欲望を吸ってさらに強力になる……みたいな循環があるんだと思う」だそうです。魔女は人の欲に敏感だから、壺が溜め込んだわれわれの大量の煩悩がヒットしたのかもしれません。 という話をしたらあじとメイトのEがちゃんが「宝くじ入れてみましょう」と怖いもの知らずなことを言い出しました。入れるのはいいけど当たっても困るよね。当選金を自分のために使おうものなら完全に壷に取り込まれそうです。まさに思う壷。 |