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10月 27日 日 | ▲ . |
団地の総裁(名称超略)の案内で白髭団地を見学する会に参加させてもらう。 京成線に乗って鐘ヶ淵駅に近づくと左手に見える見える。写真におさまらない(長いから!) これは最後に対岸から撮った。 防災ランドへようこそ! 団地全体がファイヤーウォールとなって下町の火災延焼を防ぐのである。防火シャッターが道路側のファサード全面にセットされ、放水銃や防犯カメラがいたるところについている。構造・設備系の素養不足で、うまく咀嚼できない。「デザイン潮流」とかいろいろなものに毒された目から見ると"ハイテク建築"とか"プログラム建築"とか、ついでに言えば"ガンダム建築"の一種にも見えなくもないのですが、それこそ工学的かつ即物的な成り立ちとそのデザインに憧れてつくられている側面は否めないわけで、むしろ"ハイテク建築""プログラム建築"の祖先であるわけだ。 放水銃と監視カメラ 建物のスキマにあるパイプとシャッター 給水管や屋上のタンクの過度な存在感に「キミもなんだかんだ言って筋肉自慢はしたいわけだよね」と少し安心する。しかしこういう存在感すらも、周囲に防災意識を植えつけるために役立ったりしてるかもしれないのであなどれない。 総裁によると、建築とか団地とか興味ない人でも面白がる2大団地のうち1つだそう。もう1つは大谷幸夫設計の「 川崎河原町高層住宅団地」とのこと。へー。 (*2020年、一部文章に修正を加えました。) |