桂 |
み江 |
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2007年 10月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 |
10月 28日 月 | ▲ . |
東京都現代美術館で昨日から「space for your future」展開始。石上純也作品について「ヤバイ」「チョーでかい」挙句の果てに「桂さん見たら泣くと思う」だとか恐ろしげな煽りをあちこちから受け、どんなオバケ屋敷だよと思いつつ怖いもの見たさでいってみた。 おおお、都現美が金沢21世紀美術館化してる。34クリエーターによる作品のうち、サイトスペシフィックアートが多くを占める。もう現代美術がわからないとは言わせないわ!という主張がビンビン伝わる明快な会場構成と明快な作品群。でも、たまによくわからないのもあるけども。 石上さんの作品は4階建てのビルの高さがあるアルミの構造物をヘリウムガスで浮かべたもの。重さは1トンだとか2トンだとか。 初見:謎のモノリスだ!浮いてる!あ、動いた!ギャー怖いこっちくんな。 下におりたら、ヒモみたいなので端っこをゆっくり動かしている人がいた。あ、なんだ。上のほうから見たほうが怖い。いやでもスゴイですねこれは。 ほとんどの建築家がふつうの展示方法(模型と図面とか)をしていない。美術家もデザイナーもメディアアートもしかり。現場のことはよく知らないので想像だけど、同じ場所で一斉に展示準備をすれば、互いの様子もわかる。繊細な作品が多く、かつ触れるギリギリに置かれ、攻めている。おたがい刺激を受けつつ制作したのではないか。 (*2020年、一部文章に修正を加えました。) |
10月 27日 日 | ▲ . |
団地の総裁(名称超略)の案内で白髭団地を見学する会に参加させてもらう。 京成線に乗って鐘ヶ淵駅に近づくと左手に見える見える。写真におさまらない(長いから!) これは最後に対岸から撮った。 防災ランドへようこそ! 団地全体がファイヤーウォールとなって下町の火災延焼を防ぐのである。防火シャッターが道路側のファサード全面にセットされ、放水銃や防犯カメラがいたるところについている。構造・設備系の素養不足で、うまく咀嚼できない。「デザイン潮流」とかいろいろなものに毒された目から見ると"ハイテク建築"とか"プログラム建築"とか、ついでに言えば"ガンダム建築"の一種にも見えなくもないのですが、それこそ工学的かつ即物的な成り立ちとそのデザインに憧れてつくられている側面は否めないわけで、むしろ"ハイテク建築""プログラム建築"の祖先であるわけだ。 放水銃と監視カメラ 建物のスキマにあるパイプとシャッター 給水管や屋上のタンクの過度な存在感に「キミもなんだかんだ言って筋肉自慢はしたいわけだよね」と少し安心する。しかしこういう存在感すらも、周囲に防災意識を植えつけるために役立ったりしてるかもしれないのであなどれない。 総裁によると、建築とか団地とか興味ない人でも面白がる2大団地のうち1つだそう。もう1つは大谷幸夫設計の「 川崎河原町高層住宅団地」とのこと。へー。 (*2020年、一部文章に修正を加えました。) |
10月 24日 木 | ▲ . |
建築日和が書店に並んだ!ので、うれしいので写真をとってきました。 アップで見る。 さらにアップで見る。 ああ、こんないい場所を。ありがたやありがたや。 発売は10/25。撮影したのは10/24。 南洋堂書店さんありがとうございます! <よろすく (*2020年、一部文章に修正を加えました。) |
10月 21日 月 | ▲ . |
黒川紀章ゲストの「いつみても波瀾万丈」を見る。若尾文子との出会いのきっかけである件のトーク番組「すばらしき仲間」を流していました。さて「キミの美しさはバロックのようだ。」で知られる口説き文句であるが、実際はちょっとニュアンスが違うようだ。 「私の『若尾文子論』というのがありましてね。僕はヨーロッパのバロックっていうのが非常に好きなんですけどね。というのは否定の気持ちとね、それから肯定の気持ち、同時に持ち合わせているっていうのが一番女性的なんじゃないか。つまりどちらかといえば矛盾してるものを同時に持っている女性っていうのが最も女性的だし、そういう時代がバロックだったんじゃないか、ということを僕は書いているわけですね。そのときにですね、僕はどういうわけか若尾さんをふと思い出したんですよ(ニヤリ)。どうでしょうか。」 チョーイカス。うんちくを枕に「矛盾をふくめあなたを全肯定します!」といってのける手法。これは、あらゆる女性を口説くときに使えそうですよ。 (*2020年、一部文章に修正を加えました。) |
10月 18日 金 | ▲ . |
ここ半年くらい一冊責任編集の企画をやっていて調子がつかめなくなっていました。もうすぐ出ます。買ってください。バブル建築特集です。 建築日和 |
10月 16日 水 | ▲ . |
石川さんにお会いしたちょうどその翌日に「新スケープ」(誠文堂新光社)を出した中央アーキをかこむ会というのを開催されるというので、ずうずうしく傍聴しに行きました@赤坂。 石川さんの仲間として住宅都市整理公団の総裁とか、元永さんとか、タモリ倶楽部に出たことがあるけんちく系芸人(?)がいっぱい。 対する中央アーキは王道論客(かな?)藤村龍至くんを呼んで応戦(なのか?)。 それこそテレビを見るみたいなノリで鑑賞して参りました。 |
10月 15日 火 | ▲ . |
某書籍の取材で、石川初さんに会いに行く。初対面でした。 |
10月 13日 日 | ▲ . |
某誌取材で隈研吾氏に事務所でインタビュー。奇しくも事務所の向かいにある梅窓院で、黒川紀章氏のお葬式が行われていたのであった。 報道陣いっぱい |
10月 9日 水 | ▲ . |
つくばにある研究施設「建築研究所」&「国土技術政策総合研究所」へ。 研究室のある建物 一見普通の家みたいな建物。中ではエネルギーがらみの実験をしているもよう。 こういうのが、敷地内にごろごろ。 流山おおたかの森駅で降りて「流山おおたかの森S・C」へ。 「ジンズ」中村竜治設計。2007年JCDデザイン賞大賞。クラシカルなよそおいの壁が平行に重なっていて穴があいていて、鏡写しのように見えるだましの空間。店舗としては、みごとに人間ホイホイ、大人気。おそらく建築家がシミュレーションしたその通りの状況が実現されている。 象さんのいるカフェとかもあるよ。 ランドスケープとか、けっこうキレイ。 にしても約2年ぶりにつくばエクスプレスに乗ったのだが、どの駅前にも大型SCができ、茫漠としていた駅前がそれなりにまとまっている。SCさえ作ればなんとかなる。生活の便もにぎわいもなんでも解決できるスーパーアメニティ、それがSCなんだな。 (*2020年、一部文章に修正を加えました。) |
10月 1日 火 | ▲ . |
京都から東京に戻る途中、大垣のIAMASに寄る。横山正先生(校長先生)に会ってくる。「建築雑誌」の切手の連載絡みの打ち合わせ。想像を上回る切手コレクションと、そしてあまりにも膨大な蔵書(図書館一個分くらい)と、みっちり整理された資料類を見せていただいた。そしてマルチメディア工房を遠まきに眺める。 (*2020年、一部文章に修正を加えました。) |