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この日だけ11月 14日 水 .
12日は、建築日和の小規模な打ち上げ。お世話になったみなさま本当にありがとうございました。

14日は、メジロスタジオ「井の頭の住宅」に。おもしろい。ウェブ2.0ならぬリノベ2.0という感じ。巧妙に完成させない部分を残してコンシューマの遊べる環境をつくってあげるリノベーション。一見ただの建て売りというのも割り切っている。



(*2020年、一部文章に修正を加えました。)



この日だけ11月 8日 木 .
隈研吾:レクチャー/ダイアローグを読む。

---隈さんは自分をかなり動物的だと思ってらっしゃいますか?
隈:動物に近づきたいと思っているんですよ。

そんなシュールなトークがいろんな人との間で繰り広げられるステキな本である。隈さんが動物的と捉えるのは素材。それに対し、観念的だと捉えるのが平面図。

その話題の中心として上野千鶴子はじめいろんな人とのお話で登場するのが「団地」である。とにかく団地は平面計画の問題として語られている。nLDKとか、51C型とか。これはたぶん非常に観念的な態度である。建築(+社会学?)の人間特有の。動物に近づきたい隈さんですら「集合住宅の基本は間取りではなくて、ユニットの配列です」と語る(注:ただし動物化の話は比較的最近のネタで、集合住宅について語ってる対談は2002年ごろ収録なので、タイムラグがある)。団地イコール平面計画の問題という捉え方は、この本に限った態度ではない。というか集合住宅全般において、どういうわけか「問題はプランだ」という話になりがちだ。考えてみれば、妙な現象。

この違和感の源は、数日前に収録した団地座談会である。聞いてて「ほえー新鮮」と思ったのが、みんなして団地を「ディテール」とか「存在感」とか「インフラ」とか「大量生産品としての完成度」みたいなところから語っていたところである。プランについては「団地間って適度に狭くていいよね」とかそんな見方をしていて、いわば動物的団地観だったのだ。



(*2020年、一部文章に修正を加えました。)



この日だけ11月 4日 日 .
団地を購入してほぼ自力で改装して住んでいる小林さん宅に伺い、総裁建築家吉永さんと3者による座談会を収録。小林さん宅はすごすぎる。DIYが全面的、お風呂入って見る景色を重視してガラス張りのバスルームを据えた”設計”も筋が通っている……。団地界の勝ち組と呼ばれる氏は、プロのリノベスト(?)でもある。



とは関係ない写真です。
今日から橋爪さんのポスターが掲示されているようで、さっそく右の人が撮ってきてくれました。右の人の珍しくマメな動きにビビリましたが、ともかくアップします。いわゆる選挙ポスターとは毛色の異なる、引きで撮影した写真、シックな色遣い。

(公職選挙法違反になったらまずいので、写真を一旦削除しました。選挙おわったらまた)

(11/19 選挙に負けたので復活させました)



(*2020年、一部文章に修正を加えました。)



この日だけ11月 3日 土 .
東京デザイナーズウィークに出店しているCasa BRUTUSのカフェへ。永山祐子さんプロデュースのケーキ。美味でした。






(*2020年、一部文章に修正を加えました。)



この日だけ11月 2日 金 .
今日はアップルストアで行われた「建築のコンピュータライゼーションを考える Vol. 2」へ。

出演:家成俊勝、石上純也、藤村龍至松川昌平
モデレーション:南後由和

1人15分くらいで説明。その都度南後さんがコメントと質問。最後は短く討議。

石上さんは神奈川工科大学KAIT工房について。ここの設計のためにオリジナルのCADアプリケーションをトクヤマ@あじと元同居人がつくったというアレです。石上さんのプレゼンを初めて見たけども、一般的な「建物の説明」的なパワポとは違って、図面から実務作業中の写真まで完ぺきにキレイ。これがいわゆる「境界をなくす」という過程の1つなのか……。

藤村さんのプレゼンは、検索過程と比較過程の話。建築家が「なんとなく」やってるスタディというやつを「なんとなく」では済ませないアプローチ。

家成さんの建物は「阪神大震災を体験して、コンクリートの面が頼りがいのあるもんに見えてきた」という経験(トラウマ?)から、コンクリートではなくても大丈夫なのに敢えてコンクリートの構造体を入れているという。つまり大黒柱ならぬ、大黒コンクリート。

松川さんは、砺波の美容室の設計プロセスを紹介。プログラムを書き、フラッシュで動くアプリを開発して実際に施主に設計をしてもらい……と、大掛かりなプロセスに驚き。松川さんはスケッチから発想することもあるけども、プログラムから発想することもあるようだ。SFCでは設計の授業で「プログラムを書いてから、それを使って設計をする」課題を出しているという話。

南後さんは、コメントも質問も達者で感心するばかりなのだが、これがほとんど初の司会(学会とかでの司会はしてるみたいだけど)と聞いてさらにビックリ。



(*2020年、一部文章に修正を加えました。)



この日だけ11月 1日 木 .
「ぺちゃくちゃないと@国立競技場」に行ってきました。
出演者:森田恭通、GLAMOROUS、Freitag、Silas Hickey、Heath Nash、MVRDV、Marcus Fairs、STAAT、安積朋子、トラフ、Moritz Waldemeyer、Florian Idenburgほか

オープンエアーで国際的。フジロック的な?



国立競技場の客席の下のピロティが会場。とてもいい場所。そしてかなり気合いの入ったしつらい。天井に模様を貼り付けたり、オブジェをおいたり、電光掲示板みたいなのが付いてたり。ピカピカだ。

2000人も入ったとか! やっぱりフジロック……。



(*2020年、一部文章に修正を加えました。)



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