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この日だけ6月 27日 火 .
 東工大から現在京大の土木に移ってきた中村良夫先生の景観ゼミに(勝手に)おじゃましました。建築史学における鈴木博之先生並に景観という分野では重鎮なのではないかと思います。景観学というジャンルをゼロから築いた人だという話。すごいですね。 

 内容は、中村先生が依頼を受けているとあるプロジェクトに関して、学生が案を作ってきて中村先生が批評するという、ようするに‘設計演習ランドスケープ版’です。といっても普段からこういうばかりしているわけではなく、一人一人の案を直々に見てもらえるというのは特別なことのようです。

 基本的には建築と同じように『プラン・論理的な根拠づけ・プレゼンテーション』という三要素がキモになるようですが、ランドスケープデザインの場合、建築と比べてとんがったデザインが許されない感じがします。なぜか。大きな要因は『ファサードというものがそもそも存在しない』ということではないでしょうか。



(*2020年、一部文章に修正を加えました。)


 好きだった少年ジャンプ感想サイトがいつのまにか最終回を迎えていてさびしい限りです。センスと気配りのナイスガイだったので、けっこう参考にしていたのですが。オレンジ色をパクったわけじゃないですよ。

 ジャンプ批評サイトという変なジャンルを支えているのは主としていまだにジャンプを捨てられない「大きい読者」なので、当然はすに構えた読み方しかできないわけですが、読み続けているということはそれなりの愛情もあるわけで、そのへんのバランス感覚と、距離と愛情を笑いに置き換える技術には見習うべきところがあります。まあ世の常としておもんないやつが大半なんですけど、高いところのレベルは相当のものですよ。これはもうひとりのぽむがよく見ているプロ野球とか競馬のサイトにも言えることで、びっくりするほど芸のある批評をシロウトさんが書いていたりするのです。
 こういうのはやはりファン層の裾野が広いジャンルだから可能なのであって、同じ状況をけんちくに求めるのは甚だ酷なのですが、やっぱりちょっとうらやましいですね。