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この日だけ7月 11日 火 .
 今日は設計演習のスタジオコースの講評会がありました。ようするに4回生前期の設計演習なのですが、近年これが大イベントなのです。腕に覚えのある講師陣があらかじめ学生を囲い込み、学生同士よりも教授同士が覇権(何の?)をかけて戦う、京都・夏の陣です。T松先生のスタジオなどは、全員プロジェクターによるプレゼンと絵本の作成が義務づけられ、卒業設計並の表現が求められます。

 講評会は一日中続くのですが、日々の堕落した生活の影響で最後の5人分くらいしか見られませんでした。あとでT山研究室を訪ねて作品を見せてもらうよう恐る恐るお願いしてみたら、快く見せてくれましたありがとう。



(*2020年、一部文章に修正を加えました。)


 講評会をろくに見ませんでしたが、T山研究室の人たちが親切にしてくれて(と書いてくれと言われたから書いているわけではありませんよ。本当に親切にしてもらいましたよ。)、あとでゆっくり作品を見ることができました。といっても二作品だけですが。

 T山先生の課題は京大の敷地に建築学校をつくるというもので、与条件なのかそれとも自主的にやったのか聞きそびれましたが、二作とも戦前に建てられた棟は保存したうえで計画されています。保存すること自体に文句はないんですけど、へたをすると、歴史的建造物を残しさえすればあとは何してもオッケー的な正当化の材料になりかねないなあという印象を抱いたのも確かです。歴史もPC(パソコンじゃなくてポリティカルコレクトネスのほう)に使われると途端にうさんくさくなりますね。それと似たものに「環境」があり、周辺環境に開いた(プ)全面ガラス窓オール電気空調とか、見るからにリサイクル過程で石油をがんがん燃やしてるっぽいペットボトルのリサイクル材とか、環境環境と言いすぎてうさんの香り全開です。