ぽむ日記
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この日だけ4月 23日 月 .
 さて晴れてプーとなり、毎日大阪某所の建設コンサルに出かけ、GIS情報の入力(デジタル作業員)をしています。お昼は毎日ボリューム満点の仕出し弁当をNHKをみながら食しています。あたたかいご飯が食べ放題。食堂ではみなさん5分で黙々と食べ終わってさっと去っていきます。私はこのお弁当をひそかに「土木弁当」と呼んでいます。

シノーポリがすごいお亡くなり方をしましたね。指揮中に心臓停止。不謹慎ではございますが指揮者にとってこれ以上の死に方はありません。では建築家にとって最高の死に方とは何でしょうね。

「現場監督の最中。職人にゲキをとばしているときに倒れる。」
べつにすごくないですね。ただの血圧高いオヤジです。

「コンペで勝ち取った国際的な大プロジェクト。海外のホテルでものすごい勢いでエスキース描きまくっている最中に倒れる。」
勝手に倒れてろという感じですね。

やはり激昂して倒れるのは建築家向きではありません。ではこれはどうでしょう。

「40年を費やした長期プロジェクト、ようやく完成。華々しい落成式の朝、弟子たちは慌しく準備に走り回っている。そんな様子を見ながら静かに微笑む巨匠。『先生お時間ですよ。』弟子の一人が呼びにやってくる。だが返事はない。不思議に思って控室のドアを開けると、偉大なる建築家は穏やかな朝日に包まれて永遠の眠りについている。」(なぜかト書きふう)

前の二つに比べると泣けますが、地味です。しかも「40年を費やしたプロジェクト」で死ねるなんて槇先生ぐらいしかいません。こんな清らかな往生が似合うのも槇先生ぐらいしかいません(口を慎め)。建築家は伝説の死に方をすることはできないのでしょうか。