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7月 1日 日 | ▲ . |
予備校の帰り道で同僚(京大教育学部4回生男子)が、今から就職面接用のお洋服を買いに行くと言います。おもしろそうなのでついていきました。ところが何を買うかと思えば、「ショッキングピンクの細くて安っぽいベルトがほしい」とわけのわからないことをのたまいます。ネタかと思いましたが本人大マジで、どうも彼のイメージしている面接コーディネイトの重要なポイントであるようなのです。しかしそんなややこしいものは男子のお洋服屋さんで売っているわけがありません。必然的に女子服のお店を見て回ることになります。 そもそも他人のお洋服選びにつきあうというのは楽しいものですが、この人の場合、男子チャレンジャーの9割は滑って自爆することで名高い「おるすばんしとってん」(正式名称ドリス・ヴァン・ノッテン)を何の問題もなく着られる残りの1割に属するような先天的お洋服好きなので、もうむちゃくちゃ楽しいのですというかむちゃくちゃです。バーゲン女子集団をヅカヅカかきわけてNICE CLAUPに入り、ギャル系ショップのおねいさんに「ピンクの細いベルトありませんか」と聞きまくり、大中(に似た中国雑貨屋)を攻め、ヴィトンに突入し、ついでにギャルソンに入って「ふつうの会社だったらまずアウトっすよ」と店員に言われながら傾いたシャツを試着し、ギャル島コンサバ島モード島チープ島ブランド島と無差別じゅうたん爆撃。お洋服好きに国境はない模様です。ちなみに志望先は業界の中でももっとも傾いた某出版社だそうです。採用のあかつきにはわれわれに連載をよこすように。 しかしまあ |