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この日だけ11月 7日 水 .


「引越しと私」その3。

ナワバリ分け可能な間取りというのが絶対条件なのに加え、エヌ氏は駅近くだの猫飼うだの言い、わたくしはぽむ部屋をよこせだの犬飼うだの言い、家探しは難航すると予想されましたが、幸運にも不動産屋3軒目にして決まりました。

ですがそんなに楽したわけじゃありません。世の中そう甘くないです。じつはこの家には厳しい入居審査があったのです。

・上場企業かそれに準じる会社に勤務
・継続勤務3年以上
・教育関係とか医者も可
月収が家賃の5倍以上

まるで「高収入限定ねるとんコンパ」です。それゆえ半年も貰い手がつかなかったようなのです。そもそもそんだけ月収あるような人は鴨川を見下ろすリビング20畳のマンションとか、セダン2台置ける阪急沿線一戸建てとかに住むと思います。当然われわれには絶望的と思われましたが、しかしエヌ氏の勤務先が天下のゆうめい企業であったのをいいことに、わたくしの収入源が教育関係っぽい点をアピールしたり(嘘はついてない)、また最大の問題である月収はそれぞれ最も忙しい月の合計額を申告し(嘘はついてません)、せこい小細工で承諾を取り付けました。ああエヌ氏がちゃんとした会社員で本当によかった。これがぽむ二人だったら阪神が優勝するぐらい無理です。

ところで今回の家探しで隠れプレッシャーとなっていたのは世評です。わたしはべつにマンションでもいいかなと思っていたのですが、みな他人事だと思って「マンションじゃ芸がないでしょやっぱ一軒家でしょ」だの「もちろんひねったとこに住むんですよね?」だの勝手なことを言いくさります。なんか銀行員との見合いにケチをつける人みたいですね「え〜ゲームクリエイターとかビジュアルクリエイターとかそういう人とケコーンしてくださいよぉ〜」余計なお世話です。安いボロ町家とか住みたかねーんだよ寒いし改装面倒だしKANSAI STYLEやりたきゃテメエでやれ、とは思いつつも気が小さいのでソバ職人ぐらいにはケチのつかなさそうな家を選びました。