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8月 23日 金 | ▲ . |
みなさまこんにちは。お盆は実家に帰らなかったのかと挨拶代わりに聞かれる今日このごろですが、あきる野ではお盆は7月にやります。こち亀の両さんも同じことを言っていたのでたぶん東京はどこもそうです。 それで先月実家に帰ったらなんか妹が仔を産んでいました。健康そうな牝馬です。まだ生後1週間で、GA DOCUMENTぐらいの大きさでした。両親が名前をつけたようでしたが勝手に和歌子と呼びました。 陣痛が始まっているのにそれと気づかず、ゲリで腹が痛いのだと思いトイレにこもったが何も出ず、お医者に行って「あのーウンコが出ないんですけど」などとまぬけなことを言ったらただちに分娩室に入れられ1時間で生まれたといいます。ウンコのような安産です。 妹はかつて実家で飼っていたニワトリの世話をするかのように淡々とかつ図太くえさをやったりフンの始末をしたりしていました。親戚一同適当にやっておれば適当に育つという考え方であり早期教育だの育児ノイローゼだのとは無縁だと思います。 さてようやくあこがれの伯母になれました。わたしは猫だろうと人間だろうとおおよそ子供をかわいいと思うメンタリティは持っていませんが、早く伯母というものになってみたかったのです。 伯母は子供にたくさんのことを教えなければなりません。両親は決して教えてくれない大切なことがたくさんあるのです。まずは近代人として「神は死んだ」ということを理解させましょう。「ルサンチマン」だの「リビドー」だの人として必要な言葉も教えなければなりません。 あんたのおかあさんとおとうさんは携帯の出会い系メールで知り合ったんだよとか、あんたはおかあさんとおとうさんがそのつもりはなかったんだけどたまたま試したら一回でできちゃった子供でねとか、そういう大切なことを教えるのも伯母の役目です。ゲリと間違えられたことも言わなければなりません。 絵本などを選ぶのも楽しみです。まずは「ぐりとぐら」、次に「ふしぎなえ」、それから「存在と時間」といきたいところですがタイトルに漢字があると難しいから「アンチ・オイディプス」ぐらいにしておいたほうがよいですか。 |