ぽむ日記
 なるべく everyday
 使い方・リンク方法
ぽむ日記過去ログ
ぽむ日記サーチ
この日だけ2月 3日 月 .
どうも、お久しぶりです。こんなに間をあけたのははじめてです。とにかくさいきん本当に忙しくて忙しくてしょうがないのです。ううう。仕事が増えたというのもあるけど、今ちょっと転機にさしかかっているのです。詳細はそのうちイヤでも書きますがいまのところ伏せます。

とりあえずすごく忙しくなるので、まずは各種バイトをはやく辞めなくてはならない。これが無駄に大変。かけもちしてるからね。しかもどれも簡単には辞めさせてくれない。各バイト先やんごとなき事情があって、まだ一個も辞められていない。ちなみにこの2年で7つもバイトをやってます。ネット絡みが4つ。けんちくモノはゼロ!お金にならないからね。

今ほんとうにしんどいので、せめて将来偉い人になったら若い頃の苦労話として蕩々と語ろうと思っています(妄想)。

まあいいや。そんなことよりここ10日の日記を書きます。
テーマは偉くなった私(妄想)がしげしげとながめて「こんな〜時代も〜あ〜ったねと〜」と口ずさむ日記です。

1/24 名古屋

ツアー用のステキな旗
以前お話していたように、FLATという名古屋の建築学生グループに呼んで貰って、「ぽむと行く名古屋けんちくツアー」してきました。学生さんが組んだ予定は超強攻、15あまりも建築を見てへとへとです。でもFLATのみなさんの仕切りがすばらしかったので、何とか乗り切れました。
夜は建築カフェジーベックでおしゃべり。用意されていた質問に答える「ぽむ記者会見」をされていた時に五十嵐隊長があらわれました。名大の恒川先生などもいらしてみ江と先生方は名古屋都市論について議論、私と隊長(となぜか来ている山崎)は本というか本屋の話を。
宿泊先はチサンホテル名古屋。このとおりすばらしい建築で、いたれりつくせり。(ただし建物全体がオモロイのであって部屋等はフツウだから建築の人しか喜ばないな)

1/25 名古屋ー東京
名古屋2日目。「ぽむと行く名古屋けんちくツアー」の反省会です。見学した建物一つ一つについて参加者と一緒にツッコミを入れたりしつつ、ゆるゆると都市・名古屋を見つめ直しました。
そうでなくても、われわれは地方都市が面白いと常々思っているので、こういう催しは大歓迎。他都市でもやってみたいと思いました。

ここで一つ一つのけんちくの感想を。

ルイ・ヴィトン名古屋

これは写真を撮ると必ずよけいなものが入るけんちくす。後でスライドショーを見ると、どの写真も道ばたのチャリ群とかへんな標識とかが入っていて、カッコいいルイ・ヴィトン名古屋の建物とものすごいコントラストのお笑い写真になってしまっています。ルイ・ヴィトンの日本初の路面店が名古屋に建てられたのは、一番そういうスタイルを保つ上で難しい都市だから、という理由によるそうです。写真を後で見ると街並み的にもかなり難しい都市ということがわかります。どんな場所でも成立するガラスモアレファサードを作ったのは上手といわざるおえません。口惜しいですが。

オアシス

名古屋の地下街はゆうめいですが、寒い時はみんな暖かい地下に潜って外は閑散としてしまうとは知りませんでした。名古屋人は地底人だったのです。さて、そんな地底社会名古屋に一石を投じる建築がこのオアシス。賛否両論あるらしいですが、屋上のふきさらし空中庭園で少なからぬ若きカポォが愛を語らっていたのでまず安心です。でもホントに寒い。せめて上にカフェでもあればね。上の広いスペースに何にも機能が無いと、はじめは良くても後々ちょっとつらいような気がしました。地元でこれまでの経緯を見てきた建築の先生も、今後の廃墟化を心配しておりました。

・名古屋市役所


イイ!ライト風の意匠をタイルで表現していて良い風合い。

・ヴィレッジ


ホームレスのハウスのこと。み江が名前をつけました。愛知県発祥のヴィレッジヴァンガードと掛けています。名古屋のそれは新宿あたりのそれより住環境が充実していて、緑に囲まれていて、なんとなくほのぼのとして村っぽいです。なんとエアコンまで付けてる家屋があるそうですから驚きですね!実際、公園あるところにヴィレッジあり。公園は子供の遊び場や悪い奴らのたまり場ではなくヴィレッジのためにあるそうです。しかし全然人気がないのが不思議。名古屋の彼らは皆引きこもりなのか?

さて、その後は五十嵐隊長と同じ新幹線で東京に移動、一つ打ち合わせをしてから六本木THINK ZONEへ。くだんのサイバーイベントsparks cafe*です。プロジェクターが天井から大量にぶら下がっていてさすが森ビルです。いろんな人と挨拶名刺交換。さすが東京です。でもとっても会場が寒かったので、ちょっと中座して、クラインダイサムさんのバー「super Delax」に隊長と菅野さん日埜さんらとともに行きました。あっさりした雰囲気で秘密っぽくて、誰かが「東京に来たばかりの田舎者のスノビズムをくすぐるような空間」と言ってたような気がします。(さいきん脳の許容値を超える情報と義務がガンガン入ってくるせいで誰が言ったか忘れた)戻ってもまた寒かったので、ほどなくしてyucoさん中村謙太郎さんとラーメン屋に。かなり変なラーメン屋です。一度体験してみることをオススメします。戻って田中浩也さんの超カッコイイサックスが六本木の町並みを背景に繰り広げられたspacetimedesignsを見て、帰れればいいのに実家が遠いという理由で、渋谷のカラオケボックスで始発が動くまで時間をつぶす。帰りの電車で人生で3番目くらいに身も心もボロボロに。ちなみに1番目は小学校の時のオリエンテーリング(豪雨のなか、はぐれて迷子)2番目は中学校の部活(超体育会系ソフト部で炎天下を300mダッシュ10本)壊れた無印の安い鞄超重いを抱えつつ、東京来たらホテルに泊まれるくらい偉くなることを心に誓う。


六本木の町並みを背景に繰り広げられたspacetimedesigns

1/26 実家で泥のように眠る。

1/27 前日深夜、次の日〆切の原稿があることに気づきあわてて書く。だいたい書き上げて2時間寝て起きて出かけて(でも遅刻)資生堂パーラー☆☆☆で打ち合わせ。少し偉くなった気分になる。
その後別件打ち合わせをこなし、渋谷のまんが喫茶のペアシートで原稿のつづき+こんど「まんがの中のけんちく」を某誌で書くのでマンガ漁り。ペアシートはかなり個室っぽくて、とりあえずわれわれにはぴったりの空間でいいあんばい。

1/28 やはり泥のように眠り、昼はホテルニューオータニ☆☆☆☆☆でうち合わせ。行き先に迷い、ホテルのボーイさんに連れて行って貰った上、鞄(ごろごろの付いていないノーパソや本や着替えの詰まった最悪の代物)まで持ってもらってかなり偉くなった気分になる。
その後別件打ち合わせをこなし、珍しく新幹線で帰る。諸事情あって新幹線で仕事の電話やメールをたくさん。新幹線用に買った雑誌はダイヤモンドZai。無駄にエグゼクティブ気分ですがやっぱり鞄は壊れてるし重い。

1/29 バイト→打ち合わせ。壮絶な寒さ等事情により、一日4回タクシーに乗るという記録を達成。無駄にエグゼクティブ気分というかタダの無駄遣いなので後味悪し。かなり重い気分で帰宅。

1/30 資料用マンガを探しに行くためにみ江と京都精華大学マンガ図書館へ。無料まんが喫茶という噂はほんとうです。しかも席もコピーもガラガラでかなり快適。

精華大学マンガ図書館

その後アートアンドクラフトの中谷さんのご好意で橋爪紳也さんと祇園の不思議な店で「おばんざい食べ放題」という豪華なのかつましいのかわからないコースをいただく。京都奥深し。アジトにもどってマンガ資料をまとめ、編集の方に送る。

1/31 寝過ごしてバイトを一件すっぽかし、社会人としての心得を説かれ重い気分で別のバイトへ。アジトにもどって原稿の仕上げ→送る。

2/1 バイトに行き、終わった後髪を切りに行って、本屋で動けなくなる(寒さで)。アジトにもどって原稿の手直し。帰って寝る。

2/2 いっぱい寝た後、バイトに行き、終わったあと山さきと打ち合わせ。百万遍周辺の夜でも定食の食べれる飲み屋にて。今後の課題が山積みなことに気づき、かなり重い気分で帰宅。

2/3 北山のカフェでイタリアけんちく旅行についての取材。カフェ・サロンへ。こないだデザインネットの岡田さんと行った飲み屋さんのチェーン店であった。そういえば雰囲気が似てるなあ。
さいきん北山によく行きます。北山というのはバブルの時代に京都にも自由が丘っていうか青山っていうかそんな感じの街を作ろうという動きによって作られた、オモシロけんちくが通りにいっぱいあるおかしな街です。基本的には雑貨屋さんとスーツ屋さんしかないので学生とフリーターとヤンキーしかいない京都では没落する一方というマーケティングに完ぺきに失敗した謎タウンです。そんなところに何で行くのかというと、BEAMSが都会に退去した後に入ったヴィレッジヴァンガードがあるからです。
さて、取材自体は友だち相手ですからどっちゅうわけではありませんが相手も貧乏なので奢るわけです。自腹。でもかなり遠慮してくれていたよな気もします。(ここで突然おわる)

【万事】 まけてない日記 【快調】

1月26日 回収率 242% 
実家もよりのWINS立川に行く。自分史上最高配当の99.2倍を記録(しかもワイド)。あと少しで万馬券。惜しい。

2月1日 回収率 100%ちょい
勝ったときの日記が負けたときより短いのは、単に他人の負け話は楽しいけど勝った自慢なんかうざいからに決まっているのですが、でもたまにはいいじゃん頼むから自慢させていばらせて語らせて〜。(うざい)

さいきん確変中だからというのでは説明がつかないぐらい勝ちが続いている気がします。そこで理由を考えてみました。競馬をちゃんと見始めて3ヶ月、馬選びもけっこう上達したんじゃないかと思いますがたぶん自分向きの買い方を発見したというのも大きい。それは

「穴馬ワイド総流し」

私は(馬に限らず)1番人気1着には興味ないのです。8番人気2着を探し出すのが競馬の(そして人生の)醍醐味というやつです。しかし相馬眼と辛抱が足りないせいでそれ以上がわからないのです。そんな穴党・中途半端・なまけものの買い方がこれ。

まず「あんまり人気ないけど3着までには絶対来る」という馬を探す。これだけは全力で探す。血まなこで探す。しかし頭を使うのはここまでで、あとはそれを軸に総流しするだけ。ワイドだから当たると2つ取れる。荒れれば数十倍ついてラッキー、順当でも損はしない。うまくいけば上記のように100倍つくこともあり、意外にローリスクハイリターンでウマー。「しみったれた買い方をすな、オトコは三連複」とか言ってる人は一生JRAの売上に貢献しててください勝った者の勝ちだバーイ剛田剛。

2月2日 回収率 279%
左の人がたいへんなことになっていますが私も今日それとは無関係に辛いのです。なめんなってぐらい辛い。人生で3番目〜13番目(広すぎ)ぐらいに辛い。しかしどんなに辛くても悲しくてもターフに朝はやってきて、今日も幾百の馬とホースマンが二度とはない勝負を始める、だからどんだけ涙で競馬ブックが曇ろうと、歯を食いしばっても這いずってでも行って死闘の行方を見届ける、それがファンの務めというものではないですか違いますか!競馬好きならわかるだろうこの気持ち!!書いてて泣けてきた。