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この日だけ4月 3日 金 .
思うところあって、今日からこの日記を「スフェラ+ぽむ業務日報」にします。"雇われ店長"としての遠慮があったので避けていましたが、誤解されていることも多いような気がするし、いろいろと抱え込んでしまってしんどくなる。

誤解とは、このような感じ。

「店のディレクションだけをしてるの?」

店番も掃除も受発注も我々(平塚+山崎)がやり、週に5日ほどお店に立っています。(山崎は約週3ちょっと)

「好きな本に囲まれてるのっていいなあ」

好きな本は流通の事情で入れるのが難しかったり、大して売れなかったり、お店の雰囲気にあわなかったりするので、あんまし置いていないです。でもこれは大いに誤解してくれて構わないところ。

「雑誌原稿書いてるの? え〜ステキ」(主に社内)

それはそうなんだけど、原稿書いて広報活動することとの相乗効果で、書籍流通のシロウトなのにお店を任せてもらっているところがある。

「エキシビションもやってるんですか」

展示のディレクションは、その道のプロであるイズミカワさんという方がやっていて、我々は設営と管理(展示および販売物)などを手伝っています。

そしてお店の雰囲気のせいもあり優雅にみえるらしいのだが、やることが結構あって忙しい。特に最近。本は卸や輸入も行い、取引先は50社に及ぶ。このあたりの手間がかかる部分は、ほとんど山崎がやってくれてる。めちゃくちゃ助かっている。それでも煩雑な事務作業、細かい書類作成、在庫管理などいろいろある・・・合間には会社のウェブをつくる。これも売上が立たない文化事業フロアを守るためのオプション仕事と捉え、率先してやっている。で、暇を見つけて原稿を書く。そこにでかい展覧会が始まったりすると、破裂しそうになる。

そんな苦しみを分かち合う(?)ために、可能な範囲で書いていこうと思う。たぶんそれなりに興味深いものではないかと思うし。

まずは過去の数日間

4/3(土)
キラーズ展のオープニング。人がいっぱい来る、状況は人手を要しているのだが、疲れ果てていたので休んでしまった。全負担をしょってくれた山崎ありがとうゴメンナサイ。うわさによると某大物女優が来られたとか。バレエ留学してただけあって、英語でキラーズさんとコミュニケーションを取っていたとの話。

4/2(金)
2時すぎに出勤し、アーカイヴ伊瀬聖子さんと合流。映像の設置にリコルディへ。1時間半くらい映像を見ながらスフェラの社長を交えて話す。ソロ音楽ユニットspeedometer.とのコラボレーション映像3作品と、同じくspeedometer.にスパングル・コール・リリ・ライン・ミュージックのPVが二本。自ら撮影した写真を使った映像と、音楽がリンク。加工のさじ加減がうまいです。

5時半、キラーズ展の準備でバタバタしているお店を抜けて、caloさんのオープニングに。驚いたのは、本棚のミニマルさ。幅3mくらいの棚が一つ!本の数も少なめなんだけど、種類が豊富で取引先が多そう(変なほめ方)。辛酸なめ子特集の「アートマニア」と古本屋さん特集の「大阪人」のバックナンバーを買って帰る。

エヌ実さん(建築系出版社勤務)と、同じ会社のエヌ井さん(我々にタカマスヨシコさんを紹介してくれた人)、この場所の設計をした柳原さん(大島哲蔵さんの弟子だった)などと会う。お店を運営してる石川さんが編集にかかわる、『ペナント・ジャパン』の色校を見せてもらったり、キラーズ展のDMを置かせてもらうという営業活動をしたり。で、11時すぎにスフェラに戻ったら、まだ山崎もイズミカワさんもキラーズさんも残っててビックリ。カーサから留守電あり。原稿もやらないと……。

4/1(木)
10時半に出勤して、キラーズ展用のエア・ベッドをふくらませる。その数20個近く。でも入れるのが下手で、あとでイズミカワさんが全部ふくらましなおしていた。明日からの伊瀬聖子作品上映に関する各フロアへの通達資料をつくり、社長を捕まえてウェブの構成をチェックしてもらい、ミーティングの準備。そのほか届いた本を検品。夜9時からミーティング。11時くらいまでかかる。その後午前2時まで残業。忘れないうちに議事録作ったり、メールニュースを追加変更してバババっと送ったり。

3/31(水)
14時ごろ、休日出勤。エキシビションの手伝いをしつつ棚卸。棚卸もエキシビションの準備も案外あっさりしたもので、主に伊瀬聖子作品上映@リコルディからみの調整を。機材がみつからずこまっていたけど、DVDプレーヤー本体を発見し、急に話が進む。機材のセッティングも、ビルでいちばん機械に強い人が長いコードをインターネットで発注してくれたので完璧。スタジオ・アイ・エスの林口さんに電話して、日程を確認。本の発注書を作ってFAX送信。原稿も書かないとだが、スフェラのことでもういっぱい。21時半くらいにようやくビルを後にする。




(*2020年、一部文章に修正を加えました。)