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この日だけ2月 2日 火 .
こんにちは。

京都の誇るデザイン全方位型ユニット14sdの、展覧会を明日2/3(木)から2/8(火)までスフェラで開催します。(1)2001-2003に手がけたインテリア仕事(全てJCDデザイン賞に入賞)をまとめたDVDの上映+販売(2)アートディレクション・編集・ライティングまで手がけた企業コンセプトブックのアートワーク展示+配布。見事な全方位ぶり。空間構成もグラフィックもビシッとまとまっていて、一週間という期間限定が勿体ない。是非いらして、壁にコメント残していってくださいませ。

その後は、dezain.net岡田さんディレクションによる、リボンプロジェクト展が続きます。日本初の全作品展。オープニングパーティーは2/11(金・祝)18時から20時。参加自由です。


ところで妹島和世読本が新しく出たり、古いヤツもついに増刷がかかったりして感慨深いです。いま敢えて言おう。もっとも好きな建築家はセジマカズヨと大声で。だってしょうがないんだよねバリバリの学部生だったころに薫陶を受けてるからさ。10年ちかく前、建築界を席巻したセジマというモード。当時の学生はほぼ全員パクリもとを忠雄→セジマにシフトチェンジ。図面やスケッチに革命を起こしたのであった。桂さんも、雪が降る中で「建築文化」のセジマ特集を泣きながら読んだ覚えがあります。大島健二さんが「建築ツウへの道」でナンシー関がビートたけしへの思い入れを語るがごとく自らの安藤忠雄への思い入れを語っていましたが、まさしくそれと同じような思い入れがあるわけです。

そういう世代的な関心、今どこに向かっているのか。ある機会に採ったアンケートでは、京阪神の学生さん中心に「アトリエワン」「藤本壮介」の二者がダントツ人気。われわれ(主にみ江)が非常勤をしてる専門学校なんかでは、意外と安藤忠雄が人気。

専門学校での安藤人気は、初期の課題で住吉の長屋の模型をつくることによる刷り込みが要因だそう。そうした刷り込みはそれぞれの学校であり、例えば京大ではいちばん最初の設計課題で、ミースの「バルセロナ・パヴィリオン」の模型をつくるので「ミース最強」刷り込みが入ってしまい、その呪縛からなかなか抜けられません。



(*2020年、一部文章に修正を加えました。)