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この日だけ11月 4日 金 .


どうもこのごろ働いてお金をもらうとかごはんを食べるとかようするに生きること自体が面倒で面倒でたまりません。なぜ人はごはんを食べなければ生きていけないのでしょうか。死ぬまで眠っていられたらいちばんいいのですが。そうしたなかで比較的楽しいと言えるのではないかと思うものがあります。それはコスメである。

詳細は省きますが先日プロのメイクアップあーちすとにタダでメイクをしてもらう機会がありました。プロの人にやってもらうのは初めてです。(デパートのカウンターにいるおねいさんはべつにプロではない)東京から出張してきたその兄さんは顔が濃い目で、み江さんのストライクゾーンにはかすりもしませんでしたが、アイメイクのときなんかあごに手をかけながら「はいこっち見てください」と目をのぞきこんだりするので、ドキドキしちゃう女の子がいても不思議はないと思いました。メイクという仕事も美容師と同様けっこうエロです。

そうしてできあがったカオはまあ元が元だけにそうかわりばえのするものでもない気がしましたが、サプライズは後からじわじわやってきました。化粧崩れしないのです!半日たっても毛穴浮かないマスカラ落ちないクオリティが全然下がらないんだようおおおおおい!!

翌日から「あの味を家庭で再現する」試みが行われました。基本的な理論をまじめに研究し道具や下ごしらえの大切さも理解するようになり応用の幅も広がりました。なぜこんな楽しいことを若いうちからもっとやらなかったのだろうああなんてもったいない人生を生きてしまったのか。

とか思っていたある日、トクヤマにだまされてあじとにケーブルテレビが導入され、珍しいので5秒ごとにチャンネルを変えて遊んでいたところ、松下由樹とかが出ている昔のドラマをやっていました。そしたら女子の化粧がヤバイ!顔が白い!口が赤い!眉が海苔!建築のみならず近年のコスメにおいても重要キーワードの一つであるところの「透明感」というやつがいっこもありません。そういや当時はメイクといえばそのようなマットを通り越してマッシブなものを指していたためまったく食指が動かなかったことを思い出した。なんだぜんぜんもったいなくねえや。

調べたら1994年のドラマでした。94年といえば妹島さんも注目されてはいたけど、建築学生はみんな安藤忠雄をパクったマッシブな模型をドスドス作っていました。透明感メイク夜明け前といった時期であったように思います。