ぽむ日記
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この日だけ12月 11日 月 .


レジャーと呼ばれている活動全般が楽しくないのでせっかくG1目白押しの京都開催もあんまり行かずにもう12月です。ディープインパクトの三冠祭りだけは参加しなければいけない気がして始発乗って並びましたが。(ばか)競馬が楽しくないのは単に勝てないからという気もしてきました。あまりに負けすぎてもはや勝つというのがどういうことだったのか思い出せないのです。

どうやらかつては新聞や馬をみておっこれはいけそうだなとか調子よさそうだなとか判断していたらしいのですが、その時いったい自分は体のどの部分をどのように動かしていたのか見当がつきません。人は自分が想像できる範囲のことしか成し得ないといいますが本当です。不調とか不幸とかいうのはだいたい本人の思考パターンがダメスパイラルに陥っている状態です。成功につながるイマジネーションが枯れてしまうのです。こういうのを負けグセというのですね。逆に勝つときは迷いがありません。神様が降りてきて指をさしてくれます。競馬というのはこの「神様が降りてくる」状態をいかに再現するかというゲームなのだと思います。

そこでしばらく馬券購入を休止することにしました。買わねば勝てないのは一方で真実ですが、これほどの負のスパイラルに巻かれてしまっては自力で脱出などできないからです。成功も大金も静けさの中に眠っているとマドモアゼル愛先生も言っていることだ。ちなみに愛先生の競馬コラムは出色です。niftyスポーツの連載などは一見ただの馬券日記へたすりゃ博打打ちの自己弁護にしかみえないにもかかわらず、馬券の向こうにある生への洞察と慈しみに満ちており私は何べん心の目(馬券を買うときに使う目)から涙を流したか知れません。なぜか今読めなくなっていますが社会の損失だと思います。