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6月 22日 木 | ▲ . |
菌マンガ「もやしもん」のおかげで、「かもす」という語が(私のごく身の周りで)日常に浸透してきました。いい言葉です。ようするに菌が活動して繁殖するという意味ですが、いろいろ使えます。いかに「かもす」現象が身近なものであるかということです。以下は実例。 「キムチうまいね。よくかもしてる」 「このタオルかもしてきた。洗濯しないと」 「この時期はかもしが早いから冷蔵庫に入れといて」 「マキ(友人の子)が病気なんだって。ナントカ連鎖球菌にかもされてるらしい」 しかしだんだん広い意味で用いられるようになってくる。 <実家から荷が届きました。野菜(父の作品)が主ですが、天然ドジョウの味噌煮(父の作品)などアクロバティックなものも時々混じっているので油断がなりません。今回はさやえんどうやイチゴに混じって、本栖湖で釣ったらしいヒメマスの腹に味噌を詰めたもの(父の作品)が入っていたので、焼いて食べることにしました。> 「とりあえずかもそうぜ」(=ビール開けようぜ) 「よく焼いた方がいいな。かもされると困る」(=当たると困る) 「うめー。いいかもしだ」(=いい味だ) 「この味噌もかもしてるな」(いやまちがってないが) 「さやえんどうにごまだれもかもすね」(=よく合うね) 「ああいいかもしだった」(=いい酒いい肴だった) そしてもはや語本来の意味がまったく失われる。 (電子レンジに弁当を入れてスイッチを押しながら)「かもせ!」 |