ぽむ日記
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この日だけ7月 10日 火 .


なんか私の友人知人職場関係のもうあらゆるところで、何か(すなわち仕事や恋や家庭や健康)がいきなりうまくいかなくなって、というか今までどうにかだましてきたマグマがここへきて噴出して、ダメになった人が続出ちゅうです。あきらかに病んできた人も1人や2人ではありません。ここ1ヶ月ぐらいの現象なので、ダメ連鎖球菌にかもされているのだと思います。ダメはうつるからね。被害をまぬがれた少数派は葛藤の少なそうな若い男子学生が中心です。

そこで「ダメにやられたら病院へ行く選択肢もある」ことを強く主張したいと思います。問題の根本を解決しないかぎり悩みは消えないと思いがちですが、そういうときはダメスパイラルに陥っているので、根本的な解決などできっこありません。でもとりあえず薬で気持ちの波風を抑えることはできます。それで頭や体のはたらきがだいぶましになります。抜本的立て直しはそのあとでやるのがむしろ効率がよかったりします。薬に抵抗感を示す人が多いけど、いろんなお薬があって、病気すれすれの軽いダメに出されるようなものはマイルドで、依存性も少ない(ということになっている)ので、酒タバコより体にいいです。製薬会社の回し者のようですが薬はあなどれません。ウツもハゲも薬で治せます。(本当)

メンタル系のばあい医者との相性は大事だと思います。ほかの科ほど世間の評判が参考になりません。どんだけ評判がよい医者でもウマが合わなかったり、逆にうっかり恋しちゃったりすると悪化する(私は実例を見た)ので、そこは自分の足で探すしかないみたいです。あるレベルをクリアしていればその先は好みの問題というあたりラーメン屋のようなものです。ちなみに私は「薄い」先生が好きです。精神科医はとかくスタイリッシュだったり目力が強かったり、わりと濃ゆい印象の人が多いですが、そしてそういう先生のファンもいっぱいいますが、私はキャラが立っている人はパスです。もちろん彼らも診療の際に自分を前に出すなどということはしないはずですが、ふつうにしてても中身の一部が漏れてしまうような強い何かを持つ人には、弱ってるときに会いに行く気になれないからです。ようするに「体力が落ちたら天一を食べるかおかゆを食べるか」という問題である。

その点今かかっている先生は理想的なおかゆです。クイズこの人は何科の医者でしょうと問われたら即「内科!」と答える薄さです。(伝わりにくいな) みずから気配を消しているようなマイルドなおっさんで、ふだんは3分で診療が終わりますが、このまえ私が珍しくぐずぐず泣きながらつまらん身の上話をしてしまったときの対応がものすごく正しくて、やっぱプロはスゲエとだらだら泣きながら見直したものでした。いやあなどっていたわけでは全然ないのだが。ちなみに私は美容師さんも地味めな職人肌の人が好きです。プレゼンは要りませんからとにかくいい仕事してくれればそれでいいです。ふだんの生活で(自分を含め)プレゼンが仕事みたいなうさんくさい人にばかり囲まれている反動なのだろうと思います。 

あと私見ですが、身体的愁訴のほうが強く出てる人は、まず総合病院の内科に行くのがいいように思います。そうするといろいろ体を調べられ、たぶんどこも悪いところが見つからないので、自動的に心療内科に回されます。そういう患者だらけなので医者の経験値も高いです。個人でやってるメンタルクリニックだと、どヘビーな心の病のほうがむしろ得意分野という先生も多いから、合わない場合はとことん合わないということが起こりやすい気がします。なぜか精神科医という人種にはスキゾが好き(現象として)な人がけっこう多かったりするらしいですからね。まあわからんでもないのだが。