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この日だけ3月 2日 日 .
京都の卒業設計イベント、呼んでくださってありがとうありがとう。

リニアな長い壁をグニャグニャさせた輪に、敷地面積の小さい順に105作品が並んでました。どういうスケールの作品が引っかかるか、鑑賞者のセンスがわかる仕組みです。

シンポジウム「建築/社会」は、平田晃久さんの構成論と社会をつなぐ話、宮本佳明さんの反防災論、山本理顕さんの建築のリアリティ、という構成。後半は作品の評価をして、建築家として独立した経緯を3人に聞き、最後は建築メディアの話に。み江さんが進行。

しかしどうして「建築/社会」というテーマになったのかが不思議でしたが、学生さんたちと対話をすることで、じわじわと解けてきました。彼らは建築の枠組みを疑っています。また建築メディアや、せんだい日本一以降インフレ化する卒業設計の枠組みそのものにも疑いを感じています。脱建築を意識していると語る方もおりました。それも入賞者の方です。設計で評価されながら建築の仕事をすることに疑問を持っている学生が多いのです。それに比べてわれわれの若いころは、ずいぶんボンヤリしていました。

明日(今日)は東大に行ってきます。




(*2020年、一部文章に修正を加えました。)