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9月 2日 月 | ▲ . |
今日はOZONEで「建築・インテリアのコンピューテーション」というレクチャーを聴きました。講師はnoizの豊田啓介さんとプリンストン大学のジャンカルロさんです。 前半はジャンカルロさんによる世界の巨匠からNYの若手まで事例とする形態生成ロジックの話。後半はソフトウェアを使ったデザインの実演と、豊田さんがSHoP時代〜独立後に手がけたプロジェクトの紹介。ジャンカルロさんの紹介事例には、SANAAのEPFLラーニングセンターも出てきました。 豊田さんが紹介していた設計のソフトウェアは、徳山くんが石上純也さんからの依頼で「神奈川工科大学KAIT工房」の設計のためにつくったソフトに近いように感じました。接点ごとに角度やパラメータを動かすと、空間全体がうにょーんと変わる……スマンよくわかってない。アメリカ東海岸でシェアが多いらしいです。 豊田さんの話は、コンピューテーションを扱いながら、施工を絡めている点が興味深かったです。「こ〜んな難しそうな形も、NCカッターとボルト留めでアメリカや中国の適当施工でもできちゃうよ」と。純粋な形態生成ツールではなく施工を含めた統合的なツールとして、コンピューテーションの可能性をみている様子でした。コンピュータの性能を利用した三次元的なデザインの建築はグニャグニャ複雑な形をしてるから施工や構造の合理性を犠牲にしているようにも見えていたけれど、それは誤解だったかも、と思いました。 (*2020年、一部文章に修正を加えました。) |