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| 昨日の建築夜楽校のかんそうです。 「建築夜学校2009 データ、プロセス、ローカリティ ― 設計プロセスから地域のアイデンティティを考える」 10/1「データとプロセスの関係を考える」パネリストは中山英之さん、小嶋一浩さん、山梨知彦さん。コメンテータは難波和彦さん、江渡浩一郎さん。モデレータは藤村龍至さんと濱野智史さん。 今回はtwitterのハッシュタグが用意されていたので、現地でツッコミを入れながら聞こうと思っていたのですが、建築会館ホールの無線LANの入りが意外に悪く断念。そこでひたすら全部文字に起こしながら聞くというのをしてました。議論の場でしばしば登場した言葉でいえば「人間の機械化」です(超リテラルな意味で)。 BIM(=ビルディング・インフォメーション・モデリング)的なものに過剰な期待を寄せる私としては聞かざるをえないシンポジウムです。以下私の解釈ですが、BIMの新しさは、温熱環境とか、動線とか、光とか風とか、あらゆる変数を一元化して扱える、というところ。大学生がちょいちょいと触るだけで温熱環境のシミュレーションもできちゃう。当然それを施工まで一貫して図面として使っちゃうということは始められていて、まあとにかく効率的。さらに可能性としては、建築の専門家だけではなくいろんな人間が建築づくりに関わることも可能。そして1本の柱のプロパティであるとか建ち上がった建物の状態を包括する建築のカルテにもなりうる。と理解してます。単なるモデリングソフトではない……! まあそんな単なる設計ツールじゃないから、BIMでいくべきかアナログでいくべきか、というところは既に無効、というのを前提に議論は進んでました。 建築家の想像力が役に立つはずだから素養は必要だ、という趣旨の言葉が小嶋さんや山梨さんから出ていました。建築教育のあり方としては同意でしたが、それすらも建築家より幅広く素養があるかもしれない各種の極端な専門家の知識まで動員して、入力に生かすことも可能ではないか、という感覚はあるんですよね。想像力は当然大切だけど経験のみに拠るわけではない。藤村さんの言うような「場の設計」の力とか、素養みたいなものがさらに広がってる気がするんだよ。 今回、ウェブ・情報系の方の感想やコメントが聞けてうれしいです。(結構すごいことが起こりそうな割りに、あまり情報系から興味もたれてないっぽいのがもったいないと思っていたので)。 BIMのことは今日始めて知ったという江渡さんの、以下のコメント超同意。もっと面白いツールになるといいなあ。 江渡:BIMが進化して、中山さんが「この中には住んでみてもいい」という世界が生まれるといいと思ったりしました。 あとこれ。 濱野:BIMが郊外化になれきった身体をひっくり返すようなモノを生み出せるのか、というのは気になる。 気になる! 都市計画にも触手をのばしているっぽいBIM。郊外こそ、温熱環境とか建築の内側の話だけじゃ済まないネタがどっさりで、いろいろありうる気がします。次週はこのあたりのお話、聞けるかな? 中山さんの発言はブードゥーの呪いの言葉のように強く響きました。が、抜き出しにくい……。 藤村さんの目的が明確なモデリングが今回twitterに及んでおり、特に以下の点はものすごく面白かったです。 ・刻々とtwitterでその場で考えたと思われる「展示のキャプション」や出席を促すコメントがやってくる。 ・特に「そろそろ田町へ。今日はなんだか緊張します。迷っている諸兄はつべこべ言わずに田町へ来たまえ。 #yagakkou」「来れない諸兄は賢明な観衆の実況に期待せよ。 #yagakkou」と立て続けに流れた2つの文は相当よかった。 ・臨場感のあるメディアの使い方がわかっている、というかアジテーションはもはや「藤村龍至を演じている」感もあり、洗練の域に達している。 なんか散漫ですみません。ではでは |