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 3月 27日 土 |
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| ニジンスキー振付の「牧神の午後」を初めて見ました。きもい。きもい。きもい。きもい。とにかくきもい。どどどどどどどどどどどきも。「変態とはなにか」を人体の動きであますところなく表現した10分間。よくもまあこんなきもい踊りを思いつくものだ。変態！変態！変態！変態！ きもすぎて８回見た。 【あらすじ】あっニンフたんだ！ニンフたんかわいいよニンフたんハァハァ、あっニンフたんがマフラー落としてったよウヒョ！くんかくんか！！いいにおいだおレロレロ、ああニンフたんのマフラー・・・ハァハァニンフたん【おわり】 運動というより静止ポーズの連続。くるくるとかジャンプとかしない。一回だけ飛ぶ。体は基本正面向いて平行移動。手は蹄。足は爪先立ち。半獣だから。あれより抽象的だと上品すぎる、あれより具体的だとやれやれって感じ。具体と抽象のバランスが絶妙にきもい。縛りが多い動きのなかにたまに出てくる「くっ」ていう鋭い動きが絶妙にきもい。 ８回見たらようやく「切ない」が出てきた。「美しい」はまだ部分的にしか出てこない。100年後の私でさえこうなのだから100年前は阿鼻地獄だったろう。今なら条例で取り締まられるレベル。 youtubeとかニコ動でいろんなダンサーのを見てみたけどきもさではヌレイエフかなあ、お能みたいに動きがストイックなぶんいっそう変態くさい。ってお能もよく知らないのでイメージで言ってるだけですすみません。 ヌレイエフと書いたけどぐぐってみたらダンサーの名としてはヌレエフって表記するほうが一般的なのですね。ヌレイエフと書くと競馬から入ったことがばれる。ヌレイエフは競走馬の名前なのです。ノーザンダンサーという名種牡馬のお子さんにはニジンスキーやヌレイエフやリファールやサドラーズウェルズなどがいるのです。舞踏家とか劇場の名前が多い一族なのです。ストラヴィンスキーもバランシンもいるよ。 ダンサー一族の末裔にはたとえばテイエムオペラオーがいます。サドラーズウェルズ−オペラハウス−テイエムオペラオー。劇場系。テイエムは冠名、これは苗字みたいなもので日本的な習慣。でテイエムオペラじゃなくてテイエムオペラ王としたあたりに馬主の祈りが入ってる。英語表記だとTM Opera O。（本当） 謎名前だけどいろんな情報が刻まれたいい名前だと思います。まあオペラオーのあとはもはや舞踏の気配すら残らなくなるわけですが。 |
