ぽむ日記
 なるべく everyday
 使い方・リンク方法
ぽむ日記過去ログ
ぽむ日記サーチ
この日だけ10月 10日 火 .
 8日の日記のお詫びと訂正です。改装が施され‘カフェ’に変身したのは船岡温泉ではありません。変身したのは100メートル隣にあった似たタイプの別の銭湯だそうです。無知でカンチガイしてしまいました。

 今日の『ETV特集 シリーズ日本の宿題』で橋爪大二郎が、「高校も教習所システムにしようよ!」的なことを言ってました。「高校検定(高検)という統一試験を高校生全員に課して、これを高校卒業の資格にする。試験内容は割合簡単なもので、上の学校を目指す人には負担にならないし、勉強の目的を見失っている高校生にもはっきりした目標を与えることができる。もちろんそれをクリアしてしまったら、その他の専門的な勉強ができる。」というもの。高校生も普免(=高卒資格)を取ったら限定解除(=大学受験)を、レーサーになりたい(=東大に行きたい?)人はさらに深い精進をする、ということですね。面白いかもしれません。

 涼しくなってきたので高脂肪食品が欲しくなります。わたしは野生動物の如く夏と冬とで体重が2〜3キロ違います。というわけでパンに5mm厚のカルピスバターを塗って食いつつ戸塚真弓『パリからのおいしい話』を再読。またバターネタかよ。マリ・クレールに連載していたパリ在住の主婦(ダンナがフランス人)によるフランス食事情エッセイですが、この手合いの読み物が陥りがちなフランス万歳本やグルメ自慢本ではありません。けんちくで言えば藤森照信先生の建築探偵シリーズに近いテイスト。淡々としていながら「頼むからそれを一口食わせろー」と叫ばせる食物の記述が主体です。フランス人観察も慧眼で恐れ入ります。著者はなかなかの大人物とお見うけしました。美味の形容詞が「うまい」であるところもポイント。これが「おいしい」だったらぜんぜんダメです。「ワイン」ではなく「ぶどう酒」であるのも同様です。それで思ったのですが写真ナシで「頼むからその建物を一目見せろー」と読者に言わしめる文章を書くのは至難の技です。