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ヤングジャンプできたがわ翔さんが2001年から2002年上半期にかけて『HONEY!』というマンガを連載していたのをご存じでしょうか。これがものすごい家具マンガだったのです。ストーリーをかいつまんで言うと以下のごとし。 「主人公の男女がカフェで出会い、イームズの家具を通じて仲良くなるマンガ」 家具を通じて仲良くなる? どうやって? 会話を見てみましょう。 ♂「オレの部屋、イームズの椅子があるんだけど」 ♀「それってレプリカですかビンテージですか!?」 ♂「ビ…ビンテージのアームシェルチェアロッキングベース」 ♀「うわーっ!すごーい!!カッコいいー!!」 ・・・・ 結構簡単に仲良くなっています。 という展開はさておき、表紙は毎回家具で、アアルニオとか、FUTUROとか。全然知らない家具もたくさん出てきました。巻末には、作者の方の家具に対するものすごくアツイ思いが何ページも書き連ねてあり、読み応えがありました。 (*2020年、一部文章に修正を加えました。) |
そんなわけで昨日は阪神競馬場に行ってみました。阪神は初めてです。淀に行くのと比べて時間も交通費も3倍かかりますが京都WINSのつまらなさに比べたら屁でもありません。 阪神競馬場は阪急電車の仁川という東京でいうところの府中ぐらいの駅にあって、駅降りるとなんじゃここは!ベイエリアか!京都駅か!ピューロランドか!数年前に改装されたばっかでぴかぴかでガラスで大屋根でモッダーンなの。モッダーンだから平面も京都駅みたく複雑でどこ行ったらいいのかわかんねえの。しかもパドックに京都駅みたいな羽みたいな屋根までついてるし。おねいさんシンプルでアナーキーな京都競馬場しか知らないからもうびっくりよ。淀なんか駅降りてオッサン専の串カツ屋と予想屋だらけのしょぼい路地を抜けてかないといけないのに、ここは駅からお清潔な直行地下道が出ててgood luckとか書いてあってイッツァスモールワールドとか流れてきそうな勢いだし。もうテーマパークかっての。(それはそうなんですが)なんかお台場に一人で来てしまったような疎外感。若い新規客を狙うのはいいけど長年JRAの売上に貢献してきた古典的なオッサンたちはちょっとかわいそうです。 あと床に落ちてるゴミの量がぜんぜんちがう。京都だと馬券・新聞・牛丼の容器・挙げ句のはてはタマゴの殻までありとあらゆるゴミで埋まってて製図室(京大の)並ですが、阪神は10分の1ぐらい。きれいな建物は汚す気にならないという点において京大より同志社のほうがきれいというのに似ている。 今日のメインは阪神ジュベナイルフィリーズという2歳牝馬のG1です。ふつうG1に出るような馬というのはエリートさんですからみな堂々としてりっぱなのですが、2歳牝馬というのは人間でいうところの高校生女子なのででたらめでした。G1のくせにまっすぐ歩かないわ文句たれるわゲートに入らないわでおもしろかったです。モー娘の楽屋もきっとこんなです。見たことないけど。その中にあって一人だけ中澤裕子を通り越して美川憲一のような落ち着きと貫禄をたたえていたのがダントツ人気で勝ったピースオブワールドさんです。オトナなのでさん付け。 本日の回収率 129% 勝った分は肉に換えて帰りました。三嶋亭という100g1000円〜が基本の高級肉屋が庶民への慈善事業として頒布している100g300円の切り落とし肉です。高級肉でつくった牛丼は槇さんの白髪のように上品でした。つうかこんなに味のある牛食ったことねえよ。野菜に染みこんだだしとあぶらがスゲエうまいの。肉のために次も勝ってやる。 |