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この日だけ6月 22日 月 .
関西取材を終えた後京都に滞在して、6/20(土)はタカ・イシイギャラリーのクサナギシンペイ「アイデス」展のオープニングに行きました。クサナギさんは、かつてスフェラで展覧会をされた方ですが、かなり絵の雰囲気が変わっておりました。とてもすてきな奥行きのある、アクリルの絵です。もの凄い久しぶりに元スフェラ・エキシビションの泉川真紀さんwith息子さん、グラフの工藤千愛子さんや画家の喜多順子さん、タカ・イシイの空間を手がけた原田祐馬さんに会いました。取材ず〜っとお世話になっている写真家の森本美絵さんには、こちらでもお世話になりました。なお山崎泰寛氏も息子の槙くんと来てましたがこれはあまり久しぶりではなく、槙くんにも顔を覚えてもらってるみたいでちょっとウレシイです。ともあれ東京に引っ越して以来建築どっぷり、アートと縁遠くなっていたので、久しぶりの空気です。吉田屋料理店の二次会にもウッカリついて行ってしまい、恐縮です。ぽむアジトに1泊し、近所の某写真家のご実家まわりをウロウロしたり(w、少し仕事したりした後、工藤さんに教えていただいた銀閣寺のユキ・パリス コレクションをのぞいて無性にクロスステッチがしたくなり、muzzプログラムスペースのオレリー・ペトレル展のオープニングをのぞき、アーティストの高橋耕平さんとライターの米原有二さん、Super Window Projectの原口マナさんとお会いしました。そして最後は某住宅の鉄骨の美しい骨組みを鑑賞し、東京に戻りました。

敢えて人の名前をいっぱい挙げてみましたが、ようは知り合いの名前を1人挙げれば初対面の人ともスムーズに話が流れてしまう京都のスモールワールド現象にどっぷりだったのでした。この街ではどこかお店やギャラリーに行くという行為自体がどこかネットワーク風味になってしまうのです。森見登美彦の小説が描写してるみたいに、ケンタッキーフライドチキンみたいなチェーン店すら意味を持つ場所になってしまうもんで。ただ地縁と職縁、趣味の縁が複雑に絡み合ってるおかげかネットワークの展開力が高くて、一方でグーグルさんとかに俯瞰的に把握されてしまう視点も(現状は)ないので、結構おもしろいし気持ちがいいです。ただ人と場所を捉えてすべてわかったような気になってしまう関西のノリは、危ういような気もするけども。

メモ:おいしいおやつ。高野屋貞広の柑橘餅、大洲の気晴の志ぐれ餅

そんな感じで京都でうっかり半日バカンスしてるうちに、JCDデザインアワード2009の大賞を中村竜治さんが受賞したとのお知らせが。金賞もダブル受賞とか。うーん、京都滞在を削って公開審査を見に行けばよかったかな、と思ったり。「建築ノート」7月売りの次号で中村さんの記事を右の人が執筆(編集平塚)。とても面白いですので、乞うご期待。

そうそう、6/28(日)の青山ブックセンターは建築にどっぷり浸かることができますね。

長坂常トークショー「僕たちのみのまわりにあるものは、本当にかっこいいのか?」
ゲストコメンテーター:中山英之(建築家)・西沢徹夫(建築家)13:00〜15:00(開場12:30〜)
濱野智史×藤村龍至トークイベント「設計/デザインを考える」
19:00〜(開場18:30〜)
長坂さんのトークは『B面からA面にかわるとき』関連イベント。展示もやってます。ただし所用で行けなさそう。濱野×藤村対談には間に合えば行くつもり。



(*2020年、一部文章に修正を加えました。)