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この日だけ8月 27日 木 .
わたしがブックショップをしたりしてるスフェラ・ビルというところの近くに、時を前後して(というかほとんど同時に)IDEE関西初出店であるところのIDEE experienceというのが出来たんですね。kyouenという三条京阪駅跡地5年間でうまく使い倒そう的プレファブ施設に。コンセプトはIDEEの全てを凝縮して見せるというものらしい。だから家具もあるし、カフェもあるし、スプートニクやらパシフィックやらの商品もある。それがIDEE experience(体験)ということらしいです。つまりIDEEテーマパークですね。

ところで我々の長年のおともだちであるはっちゃん(非けんちく)というひとがいます。リベキンの展覧会を見に広島まで一人で行くほど、文化に造詣が深くフットワークも軽いひとです。しかし、彼女にとっては、東京は広島の3倍くらい遠いところらしい。というのも、スフェラ・ビルに遊びに来てくれた時に、何年かぶりに東京に行き、とくにIDEEに行けたことが大変すばらしかったという話をすごくうれしそうにするのです。「IDEEはカフェなのにDJブースがあって、IDEEのほかにもスプートニクとかいっぱいお店があって」とそれはもう桃源郷かガンダーラか何かのように描写します。そしてIDEEですごく欲しい本があったのだけど、それを買えばよかったとかしきりに後悔するので、「三条にできたIDEEに行ってみたらあるかもよ?」と言ったら、ビックリして、少し困惑していました。「大阪の●●が閉店するらしいよ」とかレアなネタを教えてくれる情報通でありながら、なぜかIDEEの京都出店は知らなかったらしい。そしてそれは、ついにガンダーラに行くことができた、と思ったら「ガンダーラ支店、そこにあるよ。」という話を聞いてしまった状況なのである。

上は極端な話ですが、京都に生きる人々には、わけもなく東京に対する距離が遠いひとが多く、京都はおろか堀江あたりの家具屋情報なんかもいくらでも知ってるのにIDEEのことを「いつかは行ってみたいガンダーラ」のような存在として認識してる人は潜在的に多いような気はします。そう思うと、IDEEの京都出店はいいんだか悪いんだかよくわからないですね。