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10月 28日 月 | ▲ . |
東京都現代美術館で昨日から「space for your future」展開始。石上純也作品について「ヤバイ」「チョーでかい」挙句の果てに「桂さん見たら泣くと思う」だとか恐ろしげな煽りをあちこちから受け、どんなオバケ屋敷だよと思いつつ怖いもの見たさでいってみた。 おおお、都現美が金沢21世紀美術館化してる。34クリエーターによる作品のうち、サイトスペシフィックアートが多くを占める。もう現代美術がわからないとは言わせないわ!という主張がビンビン伝わる明快な会場構成と明快な作品群。でも、たまによくわからないのもあるけども。 石上さんの作品は4階建てのビルの高さがあるアルミの構造物をヘリウムガスで浮かべたもの。重さは1トンだとか2トンだとか。 初見:謎のモノリスだ!浮いてる!あ、動いた!ギャー怖いこっちくんな。 下におりたら、ヒモみたいなので端っこをゆっくり動かしている人がいた。あ、なんだ。上のほうから見たほうが怖い。いやでもスゴイですねこれは。 ほとんどの建築家がふつうの展示方法(模型と図面とか)をしていない。美術家もデザイナーもメディアアートもしかり。現場のことはよく知らないので想像だけど、同じ場所で一斉に展示準備をすれば、互いの様子もわかる。繊細な作品が多く、かつ触れるギリギリに置かれ、攻めている。おたがい刺激を受けつつ制作したのではないか。 (*2020年、一部文章に修正を加えました。) |