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この日だけ6月 8日 月 .
大阪の橋について連載しているフリーペーパー「月刊島民」で”橋特集”が出ましたよ。




マニアなネタでさらに輝く、いじり上手なナニワのハイレベル編集術にひれふせよ!



私はライターで参加。大阪の中之島界隈の橋は、建築家・武田五一と弟子たちが絡んでおり、デザインオリエンティッドな橋が結構あります。これまで連載でバラバラ書いてきましたが、今回はわりとまとめて読める体裁になってます。



折角だから専門家に橋の話を聞くべしと、早稲田の佐々木葉先生に会いに行ったりも。曰く「中之島は戦前のアーバンデザインのホームラン王!」。橋の見かたや大阪市橋梁課最強伝説など、いろいろ教えてもらいました。

中之島の橋で、一番のお気に入りは錦橋です。元は可動堰で、今は歩道橋。スタイルの良さとモダニズム臭に反応して色々調べたところ京都工芸繊維大学の笠原一人さんの論文にたどり着き、「インターナショナル建築会」絡みで大阪市の技師であった伊藤正文という建築家の仕業であることが判明。1931年築とサヴォア邸と同い年。先日の上野伊三郎・リチ展を見ても、照明と壁の模様をあわせたインテリアをつくっていたり、ただスタイル移入してるだけじゃなく色々と早すぎて驚きましたが、インターナショナル建築会って一体……。



錦橋。橋の突き当たりにはフェスティバルホールです。



ホールの建物は先日拝見したところ、建て替えにあたりカバーが掛かってました。これはこれでカッコよかったりして。



近くにある「朝日ビル」(竹中工務店/これも1931年築)も建て替えになります。私が一番好きな建築。たぶんこの世で。艶かしい金属素材、直線とコーナーワークが……麗しい!




「月刊島民」は、京阪電車の地下駅などで無料で配ってます。編集プロダクション140Bの事務所でも一部100円で買えるそうです。私もたくさんいただいたので、今度どこか都内で置かせてもらえるところ探します。

以前撮ったキャンデラの写真を探していたらつい思い出のアルバムを見始めてしまって収拾がつかなくなる。せっかくなので紹介します。

「世界の市場から」今日は、カシュガル編(ウイグル)。


職人街。工房と販売を兼ねる。ブリキ屋。


流し台。欲しい


長持屋。結構本気で買おうと思った


銅製品屋。やかんとお玉買って兄ちゃんと仲良くなってシシカバブおごってもらった


シシカバブの材料


乾物屋。産地だから干しぶどうの種類がものすごい。安いからってくるみ2キロ買った(たわけ)


ナンを売るお父さんたち


さてここからは何でも売ってる日曜バザールです。近隣の町の人が全員来るよ。


どこまでも続く西瓜と南瓜


羊市場と猫市場


水売りさん


青空ビリヤード


バザールの隅に設けてある駐車場(ロバ)