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この日だけ11月 2日 金 .
今日はアップルストアで行われた「建築のコンピュータライゼーションを考える Vol. 2」へ。

出演:家成俊勝、石上純也、藤村龍至松川昌平
モデレーション:南後由和

1人15分くらいで説明。その都度南後さんがコメントと質問。最後は短く討議。

石上さんは神奈川工科大学KAIT工房について。ここの設計のためにオリジナルのCADアプリケーションをトクヤマ@あじと元同居人がつくったというアレです。石上さんのプレゼンを初めて見たけども、一般的な「建物の説明」的なパワポとは違って、図面から実務作業中の写真まで完ぺきにキレイ。これがいわゆる「境界をなくす」という過程の1つなのか……。

藤村さんのプレゼンは、検索過程と比較過程の話。建築家が「なんとなく」やってるスタディというやつを「なんとなく」では済ませないアプローチ。

家成さんの建物は「阪神大震災を体験して、コンクリートの面が頼りがいのあるもんに見えてきた」という経験(トラウマ?)から、コンクリートではなくても大丈夫なのに敢えてコンクリートの構造体を入れているという。つまり大黒柱ならぬ、大黒コンクリート。

松川さんは、砺波の美容室の設計プロセスを紹介。プログラムを書き、フラッシュで動くアプリを開発して実際に施主に設計をしてもらい……と、大掛かりなプロセスに驚き。松川さんはスケッチから発想することもあるけども、プログラムから発想することもあるようだ。SFCでは設計の授業で「プログラムを書いてから、それを使って設計をする」課題を出しているという話。

南後さんは、コメントも質問も達者で感心するばかりなのだが、これがほとんど初の司会(学会とかでの司会はしてるみたいだけど)と聞いてさらにビックリ。



(*2020年、一部文章に修正を加えました。)