ほっとかない郊外

人々の声を結集させ、まちづくりの現実を伝える

  • 取材
  • 編集
  • 執筆
  • ファシリテーション
種類
書籍
大きさ
四六判・274ページ
制作期間
2014年8月〜2017年10月
クライアント
泉北ほっとかない郊外編集委員会
大阪市立大学大学院生活科学研究科
大阪公立大学共同出版会(OMUP)

『ほっとかない郊外-ニュータウンを次世代につなぐ―』は、泉北ニュータウン(大阪府堺市・人口約13万人)を舞台とする、ニュータウン再生の足跡を伝える書籍です。大阪市立大学大学院生活科学研究科などに所属し泉北ニュータウンのまちづくりに関わる「泉北ほっとかない郊外編集委員会」の依頼で編集を行いました。2014年8月から月1度程度の編集委員会を繰り返し、読者ターゲットや内容、構成を検討。高齢者福祉、空き家問題、リノベーション、健康づくりといった多様な課題を持ち、食、リハビリ、建築などさまざまな専門家が関わること。そして地域レストランの夜間の空き時間を生かし、利用者の発案で居酒屋が営まれるなど、人と人とのネットワークで拠点の運営がなされ、計画外の展開が起きること。このような特徴を踏まえ、専門家、住民など61名の率直な対話から、まちづくりの現実を伝える構成としました。取材執筆は編集委員会のメンバーおよび関係者が、61名の似顔絵は建築家の木村吉成、巻頭および各章の図解は大阪市立大学の学生が担当。多岐にわたる関係者の総力を結集して完成させました。著:泉北ほっとかない郊外編集委員会(森一彦、小伊藤亜希子、小池志保子、木村吉成、松本尚子、白須寛規、春木敏、早見直美、高井逸史)、デザイン:仲村健太郎、表紙イラスト:黒木雅巳、編集:ぽむ企画。第32回地方出版文化功労賞 奨励賞 受賞。