ぽむ日記
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この日だけ6月 1日 土 .
今日は、あじとに東風意匠計画の大川信行さんと山内彩子さん、F.O.Bにおつとめの篠原真基さん、説明省略松田達さんが来ました。とても10+1な感じなのは山崎が連れて来たからなのです。

出た話題は、VOGUE NIPPONの某特集にツッコミを入れるとか。あとは山内さんが我々の先輩なので、京大けんちく女子話とか。

…あとはネコとか犬とかゴキブリの話などを。すみません。われわれに合わせてくれたのか、その前に十分お話をしていたからなのかどうかはわかりませんが、まともな建築の話があまり出ませんでした。

いや、だって、みなさん有り難いことにこのサイトを読んでくれているのです。ホントに。大川さんに「どっちが左か右か」を一発で見抜かれたり、松田さんに「なめくじ大丈夫でしたか」とか言われたり。

ここで重要なのは「我々が、そのみなさんの書いた文章をほとんど読んだことがない」ということなのだ。そう、それが問題なのだ。少しでも読んでればいろいろ突っ込んだ話ができるはずなのです。ああそうだよそういうことだよ。

今週のSPA!にあったのですが、大槻ケンヂは人と会うときは著書に付箋を貼りまくったやつを持っていって、「読んでるぞ!」と威嚇するんだそうです。我々も『ランドスケープ批評宣言』にバリバリ付箋を貼ったやつを机にドン!だ。



(*2020年、一部文章に修正を加えました。)

東京日記を書いたもののいつものように放置してあったのでまとめてうぷします。

5月19日(日)

今日はシマーモト君ことエス本くんと、エス木くんという男子2名と遊びました。

エス本くん(ぽむ界隈でのあだな:人生負け知らず)はあれからピンクのベルトを締めてめでたく就職が決まり、この4月からマガヅンハウスという会社で働いています。

エス木くんというのは京大けんちく構造系出身ですが大学で会ったことなんか一回しかありません。設計演習や構造力学の単位をご学友に×で×××××させて卒業した極悪人ナンチャッテ建築くんですが、お金を貯めてあのetwに出資したり内装(の施工)も手がけるなど「けんちくカコイイ」こともしています。めでたく就職が決まり、この4月からパッポン堂という会社で働いています。

彼らとはバイト先の予備校で一緒でした。むやみに高教養高知性な会話の飛び交う講師部屋にあって、高校生ともせんようなくだらねえ話ができる同僚として貴重でしたが、なんか揃って超人気企業に就職しちゃって辞めちゃったのでみ江さんは友達がいなくなりました。そんで早速東京弁なんかしゃべっちゃってスーツとか家具を大人買い(*)しちゃったりして憎いこいつらが憎い×100

(*)ペプシを箱買いしたり100k円のスーツを3着買ったりする買い方のこと

それでこんなバブル野郎どもと何をしたかというと、

中田カフェに行き、たまたま行われていた木村&さんまドラマのロケを眼下に見物しつつ、某製品のCFプランを考える(←パッポン堂の研修課題であるらしい)」

トーキョーブラボー!(ゲラ)業界人ブラボー!(ゲラゲラ)なんかもうわざとやってんのかって感じですね。やってること自体は「進々堂行って横に高松先生の気配を感じつつ設計演習のエスキースをやる」と大して変わらないローカル度でありながら背後で動いてる金が1ギガ倍ぐらい違うのが東京。

ナカタカフェはほとんど企業のショールームであり中田臭より商業臭が強くて学刈。中田でひと儲けを考えた頭のいい人間について思い巡らす。

あと今日は有楽町ソフマップに行きました。むりやり無印と合体したりして努力していますが店内自体はただの「広々したソフマップ」。まあ秋葉原でわざわざデイパックとかケミカルジーンズにもまれなくてもパソコンが買えるというのが売りなのだと思いますがなにか違いませんか。

・初心者および女子の大半は機械に詳しい人と買いに行く→秋葉に連れて行かれる
・一人で買いに行く人のうち、他人に頼らない向学心のあるタイプは自分でいろいろ調べて安い店を探す→秋葉に行く
・一人で買いに行く人のうち、周りに詳しい人がいないためそうせざるを得ない人は厨もしくは引きこもりなので銀座のような街には出ないと思われ

したがってパソコン屋がお清潔でお銀座というのは女子供のための動機にあまりなってないんじゃないでしょうか。競馬なんかはイメチェンでずいぶん成功しましたが「ねえ今度競馬に連れてって〜」とは言っても「ねえ今度パソコンショップに連れてって〜」とは言わんだろふつう。

とここまで書いて気づきましたがそういえばいましたいましたこういう店にふさわしい客層。「カポォ」もしくは「ファミリー」です。20代後半〜30代で男子はさほどパソコンに関心があるタイプではなくお買い物のついでになんか新しいお店ができたからねえちょっと寄ってみなあ〜いって感じの。でもそういうエロい店は水際か郊外につくるだろふつう。

まあ何より問題なのは店員が秋葉原とちっとも変わらんことに尽きます。やる気あんのか。いっそ上の無印から見目のよい兄ちゃんを派遣してもらってください。

ところでパッポン堂はけっこう建築学生を採ってるらしいですね。同期に8人いるそうです。建築と広告は使う頭が一緒というか「建築学生は使える」ことを知ってるあたりがさすが電通の次ぐらいというか。


5月18日(土)

今日は例のパリ13区ピアニストがリサイタルをやるので行きました。千駄ヶ谷の会場までわたしはふつうに電車で行きましたが、母をはじめ地元の人々は例によって近所の老人ホームかどっかのマイクロバスを借りて行った模様です。まあなんというかこういう行事は地域の祭りなのです。

彼女とは「こんな年にもなって定職もない貯金もない免許もないようするにダメ仲間」として仲良くしてきましたが、なんといつのまにか免許を取りしかも音大の講師の口まで得ていました憎いこの女が憎い

本日のプログラムは、バッハリストベートーベンショパンのそれぞれ最も有名な部類の曲を弾くという、豪華幕の内弁当(しかも彼女の得意とするフランスとかロシアのおかずが入ってない)を通り越してもはや巨人であり、演奏家にはどうにもならない巨大な意思すなわち興行者様とかスポンサー様の存在を感じさせました。アンコールに弾いたドビュッシーのマイナーな曲に本人のささやかな抵抗がうかがえます。