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この日だけ10月 31日 木 .
楽しみにしてたDEROLL Commissions Series1:BOXのオープニングにいきました。建築家5人が「箱」をつくる、というもの。岡田栄造プロデュース。参加建築家は石上純也、中村竜治、中山英之、永山祐子、山口誠。これだけ聞くと、なんだか建築学科1回生向けの設計課題みたいだし、建築家も今をときめく人気ものばっかだし、東京デザインまつりに便乗した雑な企画に見えなくもない。しかし実際は、いろいろな意味で本気。

概要・写真はこちらで

企画が企画だけに「建築とプロダクトとアート、ジャンル間の溝」だとか、「でも建築家らしさも期待」だとか、「1点ものとしての完成度」だとか、難題がいろいろある。ちょっとハズスと「だせえ」とか「1/100模型かよ」とか「片手間じゃん」とか「プロ(のプロダクトデザイナーとか美術家)にはかなわないよね」と言われる。それに対して、みんな隙のない回答を見せたところがカッコイイな。

これ、ひとことで言えば「芸大、ツヨイな」ってことになっちゃうのでしょうか(4/5人が芸大系)。

なお、配布チラシの岡田さんによる序文にわたしが聞きたかったことは大体書いてある。動機、テーマ設定「箱」のわけ、なぜ建築家なのか、そしてキュレーターとしてどのように動いたのか。ぜんぶ先回り。作品解説は素材とサイズ明記。あ、値段も書いてある(←ここ重要)。よくできてるなー

岡田さんに聞き忘れたこと:
・DEROLLってなんだっけ。series1ということは2があって、また岡田さんがやるんでしょうか。
・そういえば海外でプロダクトデザイナーの家具とかがアートとして売れてるんですよね?最近。それについてどー思ってるのかしら?
・ところでアジャイの良さってなんですか? a+u見たけどいまいちわからないよ。。



この日だけ10月 30日 水 .
ここしばらく「建築日和」に集中といえば聞こえがいいですが、本当は野球ばっか見てたという説もあり、まあようするにボヤっとしてたので、逃していた情報がいっぱい。特に関西系。

一昨日発売の「商店建築」を見て、イッセイ・ミヤケ系の大阪の新店舗「ELTTOB TEP」(エルトブテップ)にビックリする。こんなのが4月にオープンしてたとは……。佐藤卓が全部やったお店。空間もロゴもショッピングバッグも店舗名も。ここはかなりおもしろいな。可変空間は料理の仕方をしっぱいするとデザイナーの1人よがりに陥りがちなネタなわけだが、佐藤さんの場合はそのへん使い手を乗せるのがうまいなー。よく建築設計の場でプランを導き出す作業について「解く」という言葉が使われるけども、佐藤さんは問題をつくるとこまでデザイン。そしてサイコーに楽しい「解く」プロセスは使い手にゆだねているのがポイント。単純なルールをつくり、それを元に空間構成を考えさせ、解かせる可変空間だ。(ただし、ホイホイ動かせないつくりっぽいから物理的には難しかろう)

建築雑誌オールレビュー(レビュー自体は数日後に出る)の原稿から削った内容を以下に。

イッセイミヤケと佐藤卓。この2人の組み合わせは、「21_21 DESIGN SIGHT」(東京都港区)からの流れでしょうか。空間デザインは、建物はほとんどいじらず什器で構成した、畑違いのデザイナーならではのもの。吊られている棚板は、吊り方を変えればレイアウトも変えることが可能。しかもグリッドとも関係なく完全にフリー。「棚板が水平・垂直になる」「頭にワイヤーがぶつからない」を与条件に、数学の問題を解くようにワイヤーの長さや角度を計算しつつ、構成のバランスを考えて配置を決める。すると無限の構成ができるわけですね。実際に配置を変えるのは大変でしょうが、使い手のクリエイティブを刺激する、ステキなデザインだと思います。“吊り系”といえばSANAAによる同じISSEY MIYAKE系の「NAOKI TAKIZAWA」(東京都港区)というすばらしい先行事例がありますが、ギリギリまで計算された繊細な構成が際立つ「NAOKI〜」と本作は根本的な発想は違いますね。「大阪文化に圧倒され、開き直った」と語るインタビュー記事も面白いです。建築家の場合、未知の街に出会ったら「都市でもリサーチすんべ」と街を観察するところですが、アートディレクターの佐藤さんは大阪の紙媒体をリードし街ネタに精通する江弘毅さんにアクセス。耳から情報を得ます。このへんのアプローチの違いも新鮮です。

あと、京都の「リバーオリエンタル」が閉店してたのも驚いた。理由や経緯にも驚いた。



この日だけ10月 29日 火 .
月イチで行われる「建築雑誌」の編集委員会という会合に行きました。いつもたいへん長い会議になります。順番に何月号だかの企画案を発表して、それについて委員(20人くらいいる)で検討する。すなわちこれは大学のゼミとなんら変わりないのであります。ふだん2〜4人くらいでやる雑誌とかの編集の打ち合わせとくらべると、それはそれは異風景にみえたのですが、だんだん慣れてきました。長いからダルイかというとそうでもなくて、会議で得られる面白ネタも多数。なにかに使えそうなネタをメモメモ。まあゼミに例えれば学部の3回生くらいの立場で傍聴です。

メモちょうより。何がなんだかわからないな。
大学院が実務要件としてカウントされないモンダイYGS-Aは4つスタジオをとるのが修了条件/修士設計の一般化クリチバオープンハウスロンドン/美術と建築のねじれ/文化系建築人は理系ネタについてこれないが理科系建築人は文化系ネタについてこれる→設計者に焦点をあわせるのがテク/オクタゴン博物館/メタボ資料の海外流出/ARCHITEXTURE/久住有生/構造のクリエイティブを認めず矮小化された基準の押し付けになっている→変わったことをするなら少し我慢すれば通るようになってる/基準法不況はなぜ起きたか・今後どうなるか・国交省に求められる対応は/長妻昭……

ヴェネチア・ヴィエンナーレ建築展(2008)について五十嵐隊長にいろいろ聞いていろいろ感心する。石上さんの「絵」は昔見たようなものとちょっと違ってるかんじ。

とりあえず「建築家のあいだで、なんで植物がキテるのか」というのが気になってしょうがない。







この日だけ10月 28日 月 .
東京都現代美術館で昨日から「space for your future」展開始。とくに石上純也作品について「ヤバイ」「チョーでかい」挙句の果てに「桂さん見たら泣くと思う」だとか恐ろしげな煽りをあちこちから受け、どんなオバケ屋敷だよ、と思いつつ怖いもの見たさで見物に行く。

おおお、都現美が金沢21世紀美術館化してる。34クリエーターによる作品のうち、サイトスペシフィックアートが多くを占める。もう現代美術がわからないとは言わせないわ!という主張がビンビン伝わる明快な会場構成と明快な作品群。でも、たまによくわからないのもあるけども。

石上さんの作品は4階建てのビルの高さがあるアルミの構造物をヘリウムガスで浮かべたもの。重さは1トンだとか2トンだとか。

初見:謎のモノリスだ!浮いてる!あ、動いた!ギャー怖いこっちくんな。



下におりたら、ヒモみたいなので端っこをゆっくり動かしている人がいた。あ、なんだ。上のほうから見たほうが怖い。いやでもスゴイですねこれは。どっかのメディアで行われるであろう、制作のネタバレが楽しみです。

建築家は、ほとんどはフツーの展示方法(模型と図面とか)を取ってない。美術家もデザイナーもメディアアートも、しかり。空気を読まずうっかり普段通りをやっちゃった人は、ことごとく敗北している。アートの現場のことはよく知らないけども、だいたい同じ場所で一斉に展示準備をすれば、互いの様子もわかる。おたがい相当な刺激を受けつつ制作したんじゃなかろうか。いわば大学の製図室状態だったんじゃないかな?

展示物は、いろいろギリギリ。繊細な作品も触れるギリギリに置く。エルネスト・ネトの”着るイス”はすでにヨゴレの輪が。SANAAの「Flower House」の植物も、すでに壁にもたれてるのがあるし。石上さんのヘリウムガスもたぶん漏れてるんだろーな充填しないとなんないんだろうな。長谷川祐子さんは劇薬型だな。そうとう思い切った企画で確実に勝てるキュレーションをするんだけども、空間も作品もギリギリまで使い倒す。いわば野球でいえば星野仙一監督タイプなんじゃないか。オーナーも説得していい選手連れてくるけど肩に負担がかかってピッチャーが故障したりしそう。監督が抜けたら疲弊した選手が残され焼け野原に……。(すべて想像)しかし、星野はジャパンの監督。だから長谷川さんも次はジャパンの監督なのでは。アートにおけるジャパンの監督って何だろう。

(これ更新するさい、まちがえて昨日の記事消してしまった。総裁のナビで白髭団地を見に行った日記です。日記の仕組み上わたしの脳の構造上、復旧はたぶんムリ)

(追記:上の文を見てしんせつな方が、ご自分のRSSリーダに残っていた記事をメールに送ってくださり復旧しました。ありがとうございます)



この日だけ10月 27日 日 .
団地の総裁(名称超略)の案内で白髭団地を見学する会とかいうイベントに、ずうずうしく参加させてもらう。

京成線に乗って鐘ヶ淵駅に近づくと左手に見える見える。写真におさまらない(長いから!)10両編成。


これは最後に対岸から撮った。


防災ランドへようこそ!

コンセプトは防災。団地全体がファイヤーウォールとなって下町の火災延焼を防ぐのである。防火シャッターが道路側のファサード全面にセットされ、放水銃や防犯カメラがいたるところについている。正直いって構造設備系の素養がもうちっと無いと、うまく咀嚼できない。普段どんだけ「デザイン潮流」とか「建築家の手クセ」に頼った建築の見方をしているか、っつうことですよ。いろいろなものに毒された目から見ると"ハイテク建築"とか"プログラム建築"とか、ついでに言えば"ガンダム建築"の一種に見えるのですが、そ
いつらこそ工学ワールドの生き物に見られる即物的なものの成り立ちやクールなスタイルに憧れている側面は否めないわけで、とっても目的意識のはっきりしたこの方はむしろハイテク君やプログラム君の祖先であるわけだ。



放水銃と監視カメラ


建物のスキマにあるパイプとシャッター

給水管や屋上のタンクの過剰な存在感に「キミもなんだかんだ言って筋肉自慢はしたいわけだよね」と、ちっと安心する。しかしこういう存在感すらも、周囲に防災意識を植えつけるために役立っちゃったりしてるかもしれないのであなどれない。

総裁によると、建築とか団地とか興味ない人でも面白がる2大団地のうち1つなんだそうだ。もう1つは大谷幸夫設計の「 川崎河原町高層住宅団地」なんだって。へー。



この日だけ10月 25日 金 .
青木事務所に某誌取材。詳しくはいえないですが、結構ねじれた感じの取材です。しかしそれでも対応できてしまう青木さんスゴイ。

企画の切り回し担当として取材に同行していた辻香さんがバブル仲間(?)だと判明し、ビックリ。村松伸センセイのもとでバブル建築研究を行っているというから本気度が高い。風のうわさで建築日和のことも知っていたもよう。

ということで2人でさっそく外苑前のリブロへ。おお、いっぱい売ってる。



↑辻さん、資料として買ってくれました。発売日にして”先行研究”である。



この日だけ10月 24日 木 .
建築日和が書店に並んだ!ので、うれしいので写真をとってきました。



アップで見る。



さらにアップで見る。



ああ、こんないい場所を。ありがたやありがたや。
発売は10/25。撮影したのは10/24。
某エヌ書店は、たぶん日本一早く店に並べています。さすがです。

建築日和の見どころ:

建築家が語る、バブル時代のいろいろ
高松伸氏にはじまり、隈さん、山本理顕さん、内藤廣さん、北川原さん、青木淳さん、竹山聖さん、曽我部昌史さん、藤本壮介さん。ああ、故・黒川紀章氏も語ってます……。いろいろな年齢の建築家がどのようにバブルを過ごしてきたか。おもしろいエピソードと写真がいっぱいです。

バブル建築のいろいろ
建築ツウ、そしてバブル建築ツウでもある大島健二氏の引率で、バブルを知らないわかものと一緒に東京のバブル建築を探検したり。

地方都市バブルのいろいろ
わたしが撮り集めたヘタな写真とともに、地方都市バブルを解読。

かっこいい装丁
「バブル感」と「レトロ感」がまざったステキグラフィックデザイン。B4変形という定形外のサイズ。構造的に意味があるのかどうかwはわかりませんがとにかく凝っている「のど」のところに縫い付けられた赤い糸。

……ほかいろいろ多数。

なお「建築日和」は、ぽむ企画の責任編集は基本的に今回かぎり。次は別の方の編集になります。いわば「プリズミックギャラリー」のように、枠組が与えられた中で交替で好きなことを空気読みつつやるという「笑っていいとも型」「カラオケ型」の企画ですね。

<よろすく



この日だけ10月 21日 月 .
黒川紀章ゲストの「いつみても波瀾万丈」を見る。若尾文子との出会いのきっかけである件のトーク番組「すばらしき仲間」を流してくれました。テレビ局が違うのに、日テレえらいな。さて「キミの美しさはバロックのようだ。」で知られる口説き文句であるが、実際はちっとニュアンスが違う。

「私の『若尾文子論』というのがありましてね。僕はヨーロッパのバロックっていうのが非常に好きなんですけどね。というのは否定の気持ちとね、それから肯定の気持ち、同時に持ち合わせているっていうのが一番女性的なんじゃないか。つまりどちらかといえば矛盾してるものを同時に持っている女性っていうのが最も女性的だし、そういう時代がバロックだったんじゃないか、ということを僕は書いているわけですね。そのときにですね、僕はどういうわけか若尾さんをふと思い出したんですよ(ニヤリ)。どうでしょうか。」

チョーイカス。これは、これは、あまねくすべてのツンデレ女性を口説く際に有効とおもわれます。コピペして使うべきでしょう!



この日だけ10月 19日 土 .
カーサの打ち合わせでものすごい久しぶりにマガズンハウスに行く。どうも高度経済成長期につくられた量産型住宅が大島健二氏曰くところの”リ”すなわちリサイクル・リノベーション・リニューアルの時期に来ているらしい、とかなんとか。

ヨココクのプレゼン大会みたいなのにおじゃまする。「円錐会」なる横国大建築卒業生の集まりが主宰するパーティーであるようだ。まったく関係ない自分が行っていいものか、ということで、いちおうヨココク出身(非けんちく)の山崎を誘ってみる。SDレビュー入選記念で神田篤宏・佐野もも「谷戸のいえ」、保坂猛「屋内と屋外の家」。そして横国4回生によるふわぁびよん、寺田真理子さんのY-GSAに関するせつめい、隈じむしょにいる針谷さんによる「G-HOUSE」、隈じむしょの藤原徹平氏の「負けた建築」などのプレゼンを見る。おもすろかった。ヨココク、ツヨイな。



この日だけ10月 18日 金 .
すっかり月イチ不定期連載みたいになってしまったぽむ日記です。どこの大御所マンガ家だよ。しかもみ江・桂交替って……。オカシイ、こんなはずでは。

休んでいたのは、ここ半年くらい一冊をまるっとまかされる責任編集みたいな企画をやっていて、調子がつかめなくなったためです。その企画は以下ようなもの。もうすぐ出るらしい。買ってください。バブル建築特集です。詳しくはまたこんど。

建築日和

もうだいたい落ち着いたので、ちょっとさかのぼって9月末から10月頭の過去日記をまとめておきますです。曜日が相変わらずずれてるけど気にするな↓↓↓



この日だけ10月 16日 水 .
石川さんにお会いしたちょうどその翌日に「新スケープ」(誠文堂新光社)を出した中央アーキをかこむ会というのを開催されるというので、ずうずうしく傍聴しに行きました@赤坂。

石川さんの仲間として住宅都市整理公団の総裁とか、元永さんとか、タモリ倶楽部に出たことがあるけんちく系芸人(?)がいっぱい。
対する中央アーキは王道論客(かな?)藤村龍至くんを呼んで応戦(なのか?)。
それこそテレビを見るみたいなノリで鑑賞して参りました。



この日だけ10月 15日 火 .
某書籍の取材で、石川初さんに会いに行く。初対面でした。



この日だけ10月 13日 日 .
某誌取材で隈研吾氏に事務所でインタビュー。奇しくも事務所の向かいにある梅窓院で、黒川紀章氏のお葬式が行われていたのであった。


報道陣いっぱい



この日だけ10月 9日 水 .
つくばにある研究施設「建築研究所」「国土技術政策総合研究所」へ。某書籍企画のためのインタビュー。


研究室のある建物

非常に興味深い研究内容についてお話を聞かせていただき、実験施設を拝見する。聞いた内容は、ほとんど全てここにはとても書けない……。本当にヒミツ結社みたいなところだ。おもしろすぎる。。


一見普通の家みたいな建物。中ではエネルギーがらみの実験をしているもよう。


こういうのが、敷地内にごろごろある。

かえり道に、流山おおたかの森駅で降りて「流山おおたかの森S・C」へ。



最大のお目当て「ジンズ」中村竜治設計。2007年JCDデザイン賞大賞。クラシカルなよそおいの壁が平行に重なっていて穴があいていて、鏡写しのように見えるだましの空間。店舗としては、みごとに人間ホイホイ、大人気。うう、流石としか言いようがない。建築家がシミュレーションしたその通りの状況が実現されている。


ほかにも象さんのいるカフェとかもあるよ。


ランドスケープとか、けっこうキレイなんだな。郊外SCも捨てたもんじゃない。

にしても約2ねんぶりにつくばエクスプレスに乗ったのだが、どの駅前にもでっかいSCができていて、茫漠としていた駅前がそれなりに片付いている。SCさえ作ればなんとかなる。生活の便もにぎわいもなんでも解決できるスーパーアメニティ、それがSCなんだなたぶん。





この日だけ10月 6日 日 .
山崎のやつがリスボン建築トリエンナーレ日本セクション報告会のコメンテーターとかいうのをするというので、応援をしにいく。山崎本人が「公開スパーリングみたいなもんですよ」と言っていましたが、非常にそのとおりだと思いました。本番は11月にOZONEで行われるようです。ついでに建築会館の地下で行われた飲み会にずうずうしく参加する。うっかり参加しすぎてしまって、菊地さんのトークイベント@南洋堂というのに行き忘れました。しかもこれが原因で風邪が扁桃腺に来て後にえらいことになったのだが自業自得としか言いようがありません。



この日だけ10月 5日 土 .
山崎に誘われ布の安東さんの展覧会のオープニングに行く。大物建築家をいっぱい見かける。すごい人気である。建築界がまとめてでっかい風呂敷に包まれてしまっているぞ。しかもみんな気持ちよさそうじゃないか。いいのか?別にいいのか。

終わったあと、山崎と藤村くんと3人、ン年ぶりに八百長バーに行く。
岡田栄造氏が主導で進めていてデザイン週間のあたりでお披露目になるという箱の企画のなかみをちょいと見せてもらったり。



この日だけ10月 1日 火 .
京都から東京に戻る途中、大垣のIAMASに寄る。横山正先生(校長先生)に会ってくる。「建築雑誌」の切手の連載絡みの打ち合わせ。編集委員を来年からやるのです。想像を上回る切手コレクションと、そしてあまりにも膨大な蔵書(図書館一個分あるって絶対)と、みっちり整理された資料類を見せていただいた。そして噂どおりかなりえらいことになっているセジマさんのマルチメディア工房を遠まきに眺める。


「マルチメディア工房」も、もう10年選手。

名古屋によってミッドランドスクエアへ。

豊かなナゴヤを象徴する新ビル。名古屋駅前。06年築。竹中工務店。上のほうは豊田市から移転したトヨタの本社などが入るオフィス。その足元がルイ・ヴィトン等のラグジュアリーブランドが並ぶテナントショップ。その中にこっそりレクサスのショールームを混ぜこんで「トヨタ=世界的ラグジュアリーブランド」の図式を堂々主張、というのがトヨタの狙いというか仕掛けなのかと思われます。


まあ見た目は普通のビルなんだけど…

ここのテナントショップ部分は、設計段階で入居予定のブランドに「何かご注文は無いですか〜」とお伺いを立てつつデザインを決めたらしい。これ、かなりうまくいってますな。空間構成自体は細長い吹き抜けを中心に貫いてその回りに通路を取るというどこもかしこもやってる定石の吹き抜けモール型なんですが、スケール感がいいんですねえ。吹き抜けを贅沢に入れて、ワンフロアあたりのテナント数は抑制。通路もガッツリ広め(さすがナゴヤ)。そしてゆったりした天井高。1階なんて、5mくらいありそう。その高さをまんまん使ってラグジュアリーブランド群が思う存分「ファサード対決」をしていて壮観です。


外側も「ファサード対決」なんですが、内部はさらに壮観です。

通路せませまでモールが祭りの縁日状態になっちまった表参道ヒルズや、庭を大きく取ったしわ寄せなのか他のスペースが異常に窮屈な東京ミッドタウン。このへんが東京の限界を示したのに対して、名古屋のこの「容積率ギリギリまで使うなんてビンボくさいがや!道も建築も広いほうがいいに決まっとる」的なスケール感はびっくりだ。いやあ豊かなナゴヤっぷりにやられちゃったよ。




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